来年で創刊30年。あらためてロッキング・オンJAPANって何? ってことについて書きました(JAPAN今月号「激刊!山崎」より)

来年で創刊30年。あらためてロッキング・オンJAPANって何? ってことについて書きました(JAPAN今月号「激刊!山崎」より)

 来年で、JAPANは創刊30年を迎えます。
創刊当時からずっと関わってきた自分としてはよくぞここまで続いたもんだとしみじみしますが、
支えてくれた読者のみなさん、アーティストたち、制作スタッフ、音楽業界の関係者のみなさんのおかげです。
よくぞこんなわがままな音楽雑誌に力を貸してくれました。感謝します。
そしてこれからもまだまだ攻め続けるので、よろしくお願いします。
 
で、ふと「世間にとって、JAPANっていったいどういうものなんだろう?」と思ったのでウィキペディアで調べてみました。


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『ROCKIN'ON JAPAN』(ロッキング・オン・ジャパン)は、ロッキング・オンが発行する邦楽ロック、ポップス専門の音楽雑誌である。
通称は、ジャパン、ロキノン、ロキノンジャパンなど。
毎回、40組以上のアーティスト (歌手、バンド) のインタビュー記事が掲載される。
この雑誌の大きな魅力の一つとして、そのアーティストの幼少時代や音楽的な芽生えのきっかけなどの様々な経歴を問うた記事の
「○万字インタビュー」(基本的には2万字)などがある。
初代編集長はロッキング・オン創始者の渋谷陽一。かねてから「邦楽雑誌を作るなら彼を表紙にする。」といい続けていた佐野元春が創刊号の表紙であった。
二代目編集長は山崎洋一郎。
山崎が編集長を務めていた頃はバンドブームであり、編集長の山崎がフリッパーズギター、ニューエスト・モデルなどのいわゆる「硬派」なアーティストを取り上げ、
同時期に在籍していた市川哲史がXやBUCK-TICKなどの後に「ビジュアル系」と呼ばれるアーティストを取り上げており、
誌面は両極端な2種類のアーティストのページの取り合いとなってしまった。
そのため、ロッキング・オン・ジャパンは『パチパチ』や『GB』などの当時の音楽雑誌の中ではマイナーな存在だった。
まもなく市川はロッキング・オン社を退社し『音楽と人』を創刊。
山崎の独裁体制となったロッキング・オン・ジャパンは1994年に判型をA5判に縮小し大リニューアルを行い、掲載アーティストを一気に絞った。
リニューアルと同時のタイミングで起こった渋谷系ブームもあり、小沢健二、Cornelius、電気グルーヴ、ORIGINAL LOVE、スチャダラパーなどを積極的に取り上げ、部数を伸ばす。
またデビュー当時からプッシュを続けてきたエレファントカシマシが1994年にレコード会社と契約を切られた上、所属事務所が解散してしまったときにはエレカシ復活のため一役かい、ブームのきっかけを作る。
1990年代後半のヴィジュアル系ブームを殆ど無視し、THE YELLOW MONKEY、thee michelle gun elephant、くるり、中村一義、SUPERCAR、ナンバーガールなどを積極的に取り上げた。
(Wikipediaより)
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なるほど。「山崎の独裁体制」っていうのは人聞きが悪いのでやめて欲しいけど(笑)、
まあ、ほぼ書いてあるとおりかも知れません。
本来、音楽雑誌は音楽についての情報やアーティストの言葉を伝える「メディア」なのですが、
その音楽雑誌自体がわがままを発揮するというあり得ない道を歩んできたのがJAPANということなのかもしれません。
 本人にあまり自覚はないですが。
 
ウェブメディアと違って、紙の雑誌がわがままをやるというのはなかなか大変なのですよ。
いちど印刷して世の中に出てしまったら削除も変更もできないし、
そのわがままが支持してもらえなければ雑誌は売れなくなって紙代も印刷代も払えなくなって廃刊するしかなくなるし、
ページ数が限られているからわがままとはいえ狙いをしっかり定めないと成立しないし−−−
紙の雑誌が自由でわがままな編集方針を貫くのはなかなか大変なのです。

そして、もっと大変なのはそれを何十年も続けることです。
だって、その雑誌が書いたことやプッシュしたアーティストがハズレていたら、
もう次の世代にはその雑誌に書いてあることは信用されなくなるわけですから。
つねに結果を突きつけられるわけです。
移り変わりの激しい音楽シーンのにおいて30年間なんとか音楽メディアの中心でわがままにやってこれたのは、
自分で言うのもなんですが、奇跡に近いと思います。
 
僕は創刊から30年間ずっとJAPANに関わってきて、20年以上編集長を務めてきました。
来月号から小柳が編集長を継ぎ、副編集長に小川、という新体制に移行しようと思います。
僕は総編集長というポジションで、「JAPAN」と洋楽誌「ロッキング・オン」と音楽ウェブサイト「RO69」の3つの音楽メディアを統括します。
世代交代を迎えた新体制のJAPANをこれからもよろしくお願いします。

(JAPAN今月号「激刊!山崎」より転載)
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