普通に欧米のアーティストと同じ次元に立つアジア発のハイレベルなバンド──そんな理想的なイメージが完全に現実と化していた。前回スタジオコーストで見たときよりも振り切れている。King GnuがJ-POPにおいて明確なのポジションを得たことによって、ミレパもより鮮烈に、大胆にやれる──そんなワイルドな空気がステージを覆っていた。
東洋的であり西洋的であり、レトロでありフューチャーであるビジュアルと、デジタルでありアナログであり、クールであり熱くもあるサウンドの組み合わせは、コンセプト的にはある意味とてもわかりやすい。
しかしそれをここまで明確に完成度高く実現するには才能とセンスとスキルが必要だし、時間もコストもかかる。
「仲間」の力と「継続」の力でここまで持ってきた常田の愛と粘り強さはすごいものがあると思う。(山崎洋一郎)
millennium paradeを国際フォーラムで観た
2020.12.23 23:57