そして演奏スタート。タメの効いたドラムとギターのディストーションが前へ前へと疾走する。
90年代、それまでのアメリカの女性シンガーソングライターの流れを一気に変えた、これがアラニス・モリセットの革命的なロックだ。グランジやヘヴィーロックが届かなかった一般的な女子たちにもこのロックは届いて、その後の女性ロックアーティストのソングライティングやサウンドスタイルにも多大に影響したのだ。
とは言いつつ僕は彼女のライブを観るのは初めて。
百戦錬磨のバキバキのライブウーマンなのかと思っていたが、すごく初々しくて等身大な魅力に溢れていた。勝手な感想で申し訳ないが、ライブのシンガーというよりソングライター寄りのパーソナリティなのではと思った。もちろんそのロックフィーリングに溢れた歌声は申し分なく素晴らしかった。
ラストまで観たかったが、後ろ髪を引かれつつホワイトステージへ移動。（山崎洋一郎
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