「キャッチー」を考えるコンピ

V.A.『JACKMAN RECORDS COMPILATION ALBUM vol.10 RO69JACK 13/14』
V.A. JACKMAN RECORDS COMPILATION ALBUM vol.10  RO69JACK 13/14
WEBサイトRO69で定期的に繰り広げられている、アマチュア・アーティスト・コンテストRO69JACKの優勝/入賞者コンピ第10弾。毎度、WEB上で参加アーティストたちの音源に触れて思うことだし、こうしてコンピに触れてもやはり同様なのだが、すこぶるレヴェルが高い。ロック・カルチャー全体の底上げに直結する話なので喜ばしいことなのだが、同時に参加アーティストたちの試行錯誤や日頃の研鑽が透かし見えてグッとさせられる。
コンテストの性格上、「キャッチー」の在り方がアーティストそれぞれのアプローチで示され、それがこのコンピにも詰まっている。流麗な歌メロやノリの良いリズムだけではない。例えば、穴あなの中毒性が高い捻れメロディ。CICADAのドリーミーなポスト・ロック・サウンド。The東京シュガーキャッツの「シャバダバダ」という唐突なフック。葉山久瑠実の“バイトやめたい”というエモーショナルな詩情。それらはどれも、伝えたい、という強い思いの結晶だ。 (小池宏和)
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