2つの顔を持つトイ・ワールド

Rhythmic Toy World『いろはにほへと / Me:Light』
Rhythmic Toy World いろはにほへと / Me:Light
09年の結成以来、RO69JACK2012での入選や全国ツアーを含む精力的なライヴ活動を経て着実に存在感を増しているギターロックバンド・Rhythmic Toy World。ミニアルバム3部作を経て、満を持して両A面のファーストシングルをリリースする。今作には、リズミックの音楽が持つ享楽的な側面と、愚直なまでにまっすぐで情熱的な側面が高いレベルで共存している。1曲目“いろはにほへと”は、前のめりなビートと目まぐるしい展開で、思わずステップを踏んでしまうアッパーなダンスロックに仕上がっていて、今後彼らのキラーライヴチューンになることうけあいだ。一方、“Me:Light”は、フロントマン内田直孝の伸びやかな美声がストレートに響いていて、ユーモアに溢れた一曲目とのギャップに驚かされる。まさに、対照的なこの2曲を違和感なく同時に聴かせてしまうポップセンスこそRhythmic Toy Worldの強みだ。また今作には前作ツアーのファイナル公演を収めたDVDもセットになっていて、遊び心と情熱の衝突というバンドの世界観が立体的に堪能できる、改めての自己紹介ともいえる作品だ。(福島慶介)
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