『青い春』2015年4月、フルアルバム『愛する』のリリースと共に結成10周年を迎えたSUPER BEAVER。《変えられない 大切があるから 変わりゆく 生活が正しい》。同作の“らしさ”をきっかけに、僕がビーバーの音楽に心を掴まれたのは、彼らが絶対的な確信のみを紡いで歌を歌っていることを知ったから。それから約1年、その力強い確信は、10周年イヤーを締め括る3ヶ月連続シングルに通じるひとつのテーマに結晶化された。《あなたならば 信じるよ》(1月“ことば”)。《僕は あなたの 味方なんだよ》(2月“うるさい”)。そして今回の“青い春”では、《あなたが生きる意味だ と 伝えたら 笑うかな》と叫ぶ。メジャーレーベルからの独立、柳沢亮太(G)の入院と、多くの困難と葛藤と向き合ってきた彼らの10年は、そんな自分たちの存在を濾過し、「あなたのための歌になりたい」という信条を丁寧に育んできた10年でもあった。だからこそ、このエッジの効いたギターサウンドが、これほど温かい包容力をもって響くのだ。ただひとつの信条だけを武器に彼らは11年目へ挑む。その歩みはきっと正しい。(松本侃士)