先行シングル “ピロートーク”がウィークエンドを連想させるようなアンビエントR&Bだったのには驚いたが、本作のトーンもアンビエントでチルなR&Bやレゲエ、ダブ、エレクトロで統一されている。それらは明らかに彼独自の個性であり、やりたかったことだ。たとえばワン・ダイレクションの『フォー』には本作と近いニュアンスが少量あったが、それが当時のゼインの精一杯の自己主張だったのだとしたら、手練のブレイン達と共にやりたいことを高精度で純粋抽出した本作はゼインにとっての正解、幸せだと認めざるをえない。ジャスティン・ティンバーレイクへの道も見える名盤です。(粉川しの)
ゼイン、君は正しかった
ゼイン『マインド・オブ・マイン』
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ALBUM
先行シングル “ピロートーク”がウィークエンドを連想させるようなアンビエントR&Bだったのには驚いたが、本作のトーンもアンビエントでチルなR&Bやレゲエ、ダブ、エレクトロで統一されている。それらは明らかに彼独自の個性であり、やりたかったことだ。たとえばワン・ダイレクションの『フォー』には本作と近いニュアンスが少量あったが、それが当時のゼインの精一杯の自己主張だったのだとしたら、手練のブレイン達と共にやりたいことを高精度で純粋抽出した本作はゼインにとっての正解、幸せだと認めざるをえない。ジャスティン・ティンバーレイクへの道も見える名盤です。(粉川しの)