ゆえに――本家以上にキラーズっぽい(?)キラーズ提供曲やエド・シーランとの共作等、ナウさも軽く交えつつ――オアシス系の泣きがある演歌という定番スタイル(M5はハイライト)をがっちりおさえた盤石な内容になっている。が、その「色んな味を楽しめるチョコレートの箱」を思わせる全方位アプローチは、彼の器用さこそあぶり出すものの、アルバムとしては逆に薄味な印象を残す。おいそれとは本音を出せない、人気者の宿命を感じる1枚。(坂本麻里子)
能ある反逆児は爪を隠す
ロビー・ウィリアムス『ザ・ヘヴィー・エンタテインメント・ショー』
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ALBUM
ゆえに――本家以上にキラーズっぽい(?)キラーズ提供曲やエド・シーランとの共作等、ナウさも軽く交えつつ――オアシス系の泣きがある演歌という定番スタイル(M5はハイライト)をがっちりおさえた盤石な内容になっている。が、その「色んな味を楽しめるチョコレートの箱」を思わせる全方位アプローチは、彼の器用さこそあぶり出すものの、アルバムとしては逆に薄味な印象を残す。おいそれとは本音を出せない、人気者の宿命を感じる1枚。(坂本麻里子)