今の時代の音楽にとって、生音と電子音の絶妙な配分はひとつのテーマになっているが、今作はそのクオリティも高い。それでいて、“千夜一夜物語”は、NHK Eテレの古き良き子どもの歌のような匂いもあり(アレンジャーが斎藤ネコというところも見事な人選!)、自らの音楽を幅広い世代に届けること、時代を越えて継承していくことにも向き合い続けているように見える。楽しみなツアーも含めて、彼らの多角的な志の高さを知らしめる作品だ。(高橋美穂)
リアルを飲み込ませるポップ
SEKAI NO OWARI『Lip』
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ALBUM
今の時代の音楽にとって、生音と電子音の絶妙な配分はひとつのテーマになっているが、今作はそのクオリティも高い。それでいて、“千夜一夜物語”は、NHK Eテレの古き良き子どもの歌のような匂いもあり(アレンジャーが斎藤ネコというところも見事な人選!)、自らの音楽を幅広い世代に届けること、時代を越えて継承していくことにも向き合い続けているように見える。楽しみなツアーも含めて、彼らの多角的な志の高さを知らしめる作品だ。(高橋美穂)