miwaの約1年ぶりのシングルは、劇場オリジナルアニメーション『神在月のこども』の主題歌。作品の主人公「カンナ」の名前を冠した“神無-KANNA-“は、神の使いであるうさぎに導かれて旅をするカンナに力強く寄り添う1曲に仕上がった。“ヒカリへ”“ミラクル”などでタッグを組んだNAOKI-Tが手掛けたアレンジは、和楽器の音を取り入れるなど、作品の世界観を踏襲した重層的で雄大な和テイスト。もともと和と相性のいいmiwaの凜とした歌声が、神々しいほど高らかに響き渡る。作品のホームページによると、制作陣の「10代の言葉を代弁できる」という意図から、miwaに白羽の矢が立ったとのこと。なるほど、10代の少女のような透明感を保ちながら、同時にキャリアを重ねた歌い手としての存在感の両方を兼ね備えた今のmiwaは唯一無二であることをあらためて実感する。《誰かのために走るんじゃない/あきらめ膝を曲げるんじゃない》《進めと心が叫ぶから/もう少し あと少しだよ》というまっすぐな歌詞が、カンナだけでなく、今踏ん張っている日本中の10代に届いて背中を押すはずだ。(後藤寛子)
ともに走って導く歌声
miwa『神無-KANNA-』
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SINGLE