出会いの奇跡を呼ぶメロディ

まふまふ『二千五百万分の一』
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まふまふ 二千五百万分の一
『NHK紅白歌合戦』初出場の衝撃で2021年を締めくくったまふまふ。そこから止まることなく、2022年第1弾となる新曲“二千五百万分の一”がさっそく届いた。社会人バドミントンの世界を舞台にしたオリジナルアニメ『リーマンズクラブ』のエンディングテーマになっているが、スポーツもののイメージよりも、物語で描かれる人との出会いや、ともにひとつのことを成し遂げる尊さにスポットを当てたミドルチューンに仕上がっているのがまふまふらしい。「二千五百万分の一」は、大事な人たちと同じ時を過ごす確率からきているとのことだ。

丸みを帯びた印象的なサンプリング音の打ち込みで始まり、まふまふの歌声が軽やかに跳ねるオープニング。次第にグルーヴィーなバンドサウンドと絡み合って展開し、高音ボイスが気持ちよく拡がっていく。和を感じるメロディは、そのまま大勢での合唱曲になりそうな普遍性を持ったもので、アニメに寄り添うのはもちろん、世代を超えた人々に届く予感に満ちている。さらに飛躍するまふまふを、たくさんの出会いの奇跡が待っているに違いない。(後藤寛子)

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