『ROCKIN'ON JAPAN』がお届けする最新邦楽プレイリストはこちら
“Mainstream”は自らが王道を作り出し歩み続けるという強い意志を感じさせるヒップホップチューンだったが、さらなる新曲“Glorious”は全国高校サッカーの応援歌で、これもまたBE:FIRSTのひとつの王道を感じさせるバラード曲。ピアノサウンドと胸の鼓動を思わせるビートが、大舞台にチャレンジする者たちが抱く希望と不安とを映し出す。プロデューサーのUTAとSKY-HI、そしてMANATO、JUNONがコライトで作曲し、リリックはLEOとSKY-HIとで完成させている。だからこそ高校サッカーの応援歌としてだけではなく、BE:FIRSTというチームの結束力とそれぞれの思いが重なるように響いてくる。《これ以外なかった 精一杯だったんだ》というLEOの歌い出しから、今ここに立つ自分たちを肯定する、ポジティブであたたかなエネルギーが満ち溢れていて、たとえ負ける日が来ても、すべての日々に意味があったと思わせてくれる7人の歌声には、BE:FIRSTとしての生き様、自信が滲むのだ。(杉浦美恵)(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年1月号より抜粋)
『ROCKIN'ON JAPAN』1月号のご購入はこちら