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映画化も発表された話題のドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』の主題歌として、スリリングな展開と人間ドラマを毎週盛り上げてきた“MEMORIES of the End”。雄大なストリングスとTAKUYA∞の優しい歌声で幕を開け、サビからはダイナミックなグルーヴを湛えたバンドサウンドがメロディに寄り添う。クラップが入る後半の音像はまさにスタジアムで鳴り響いているようなスケール感で、近年ミディアムテンポやバラードでの表現力をより増しているUVERworldの凄みをダイレクトに感じられる1曲だ。歌詞では、《今日もこれまでのように/世界では残酷な事が繰り返されるだろう》《誰しも その後に自分の身に起こらず/胸を撫で下ろす》と人間の無意識のエゴイズムと身勝手さをシニカルに表現しつつ、《水の中で 君が泣いていても/僕だけは 気付けるよ》と1対1の圧倒的近さで手を引いてくれる。バンドが進化しようと、世界がどうなろうと、UVERworldの音楽との距離は変わらない。(後藤寛子)(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年8月号より抜粋)
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