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アルバム『Catch Up』から、だろうか。WANIMAは、何度目かの、そして最大の覚醒の季節を迎えている。そのモードは今も継続中、いや、さらに加速していて、今年リリースした“存在”“分岐点”は、己の全存在を懸けてド直球のロックをまっすぐ鳴らす、という一切衒いなきストロングスタイルを堂々と打ち出した楽曲だった。この曲も、そのスタイルを継承。驚かされるのが、ギターリフの重さ、鋭さ、また、かつてなくグッと重心が下がったバンドアンサンブル。ド直球のロックを超越して、大胆にメタルに接近。ライブでヘドバンが起きる光景をはっきりとイメージできる。TVアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』のために書き下ろされた曲であるため、猫や感染爆発を想起させるワードが随所にちりばめられているが、芯となっているのは、リスナーの心を奮い立たせんとする熱烈なメッセージだ。シャウトにも似た歌唱で歌われる《この矛盾を打ち砕いて》という一節に滲む熱き闘魂に触れ、強く心が震える。(松本侃士)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年10月号より)
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