『ROCKIN'ON JAPAN』がお届けする最新邦楽プレイリストはこちら
地べたを這いつくばったときに感じる湿った地面の温度とか、手のひらに食い込む砂のチクチクとした感触とか。考えすぎて眠れなかった翌朝の鈍い頭の痛みとか。そういうものを知っている人たちが作った希望のロック。Adoの2026年最初のオリジナル楽曲となる“エンゼルシーク”。橋本環奈主演のドラマ『ヤンドク!』の主題歌であり、作詞・作曲・編曲は1stアルバム『狂言』収録の“マザーランド”以来のタッグとなる煮ル果実。サウンドも言葉も猛烈なポジティビティに貫かれている一曲で、《ハリボテだけど 孤独じゃないと/言ってしまえばいい》《あなたを拒む言葉や 恐れる声は/聴かなくてもいい》といった、不安も矛盾も抱きしめながら超然と現実を貫くフレーズが、生々しくもモダンな質感を持った疾走ロックサウンドと共に放たれる。天使は一体どこにいるのか。自分にとっての「天使」とは一体なんなのか。意外な存在が自分にとっての天使なのかもしれない。この曲は、自分だけの天使を探す人のサウンドトラック。(天野史彬)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年3月号より)
『ROCKIN'ON JAPAN』3月号のご購入はこちら
*書店にてお取り寄せいただくことも可能です。
ネット書店に在庫がない場合は、お近くの書店までお問い合わせください。