この歌で

snap『TOKYO SOUND』
2010年04月07日発売
MINI ALBUM
snap TOKYO SOUND
RO69が運営するJACKMAN RECORDSからの第5弾リリースは、snap。バイオリンのメンバーがいる、4人組バンドで、カントリーやフォークの要素が色濃い音楽性だ。今作『TOKYO SOUND』は、こんな一節で始まる。

《たとえばこんな晴れた日に 空に穴があいていたなら 今まで覚えて来た事が 全部揺らいじゃうね》(“たとえばこんな晴れた日に”)。

すべてのものが一瞬で消え去ってしまう可能性。確かなものなど何もないが、牧歌的なサウンドの中で、「僕」は、《迷えない歌》でもって、それをつかもうともがいている。そして、《理由なんて自由なんです だとしても言い訳とかじゃない 不順だって嫌われても この歌はたぶん変わらないし わかってほしい…》。(“わかってほしい”)。

甲本ヒロトにも通じる、荒削りでむきだしの歌で、ギター&ボーカル佐古勇気は、こんなことを歌う。何もない日常にすっと入り込む、人懐っこくあたたかみのある音と、必死に生きようとしている歌には、とてもリアルなブルースを感じる。(小松香里)
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