音楽性はずばり、サイケデリック~ヘヴィ・ロック。『ナジェッツ』あたりに参加していてもおかしくなさそうな、60年代オリジナル・ローカル・ガレージ・サイケの流れを汲む音楽性だ。ブルージーかつハードな演奏だが、音響的にはそれほどヘヴィでもなくて、ボーカルの声質もあってカオス感は薄くすっきりとして聴きやすい。ソニック・ユースやバットホール・サーファーズあたりの80~90年代オルタナにも通じる投げやりな空虚感もあって、そこらへんはサーストン・ムーアが目をつけて自ら主宰するエクスタティック・ピースに引っ張ってきただけのことはある。記号的な目新しさはないがライブがよさそうなので、フジ・ロックで要チェックだ。(小野島大)
デヴェンドラも絶賛だそうです
ザ・エントランス・バンド 『ザ・エントランス・バンド』
2010年07月21日発売
2010年07月21日発売
ALBUM
音楽性はずばり、サイケデリック~ヘヴィ・ロック。『ナジェッツ』あたりに参加していてもおかしくなさそうな、60年代オリジナル・ローカル・ガレージ・サイケの流れを汲む音楽性だ。ブルージーかつハードな演奏だが、音響的にはそれほどヘヴィでもなくて、ボーカルの声質もあってカオス感は薄くすっきりとして聴きやすい。ソニック・ユースやバットホール・サーファーズあたりの80~90年代オルタナにも通じる投げやりな空虚感もあって、そこらへんはサーストン・ムーアが目をつけて自ら主宰するエクスタティック・ピースに引っ張ってきただけのことはある。記号的な目新しさはないがライブがよさそうなので、フジ・ロックで要チェックだ。(小野島大)