LOW IQ 01の音楽は非常に雄弁だ。本人自身にしてからが機関銃のような勢いで喋り倒すタイプであるが、しかし彼の作り出す楽曲はそれ以上に雄弁多弁かつダイレクトにストレートに胸にグッと響くのである。ちなみに歌詞は全英語だが、気持ちの籠った曲というのは、聴くだけで言わんとしていることは通じるもんだ。つうか本来、歌はそうじゃなきゃいかんと私は思うわけだが、とにかく彼は何を言わんとしているのか。それは生きる指針である。美学であるとも言っていい。自分をとりまく社会の中で、自分はどうあるべきかを、時にラウドかつアッパーに、時にキュートかつスタイリッシュに、時にユーモラスかつ胸キュンで、しかし一貫して真摯に冷徹に、全精力と情熱を込めて鬼のような馬力で連発しているのだ。しかもその上、それを全方面に開かれたナンバーとして収束させている。結果、安易な頑張れソングなど軒並み蹴散らす、真の勇気と希望を生み出してるのである。真骨頂の新曲3曲にお馴染み曲のリミックス2曲を加えた、シングルと呼ぶには余りにも濃密な計5曲。心の栄養に激しくお薦め。(中込智子)