不老不屈のロックンローラー

マイケル・モンロー『ホーンズ・アンド・ヘイローズ』
2013年08月21日発売
ALBUM
マイケル・モンロー ホーンズ・アンド・ヘイローズ
ハノイ・ロックスの解散後、自らの名を冠した新バンドで再スタートを切ったマイケル・モンローが2作目のアルバムをリリース。現在進行形のハード・ロックを鳴らし続けるマイケルは今作でも絶好調で、衰え知らずどころかむしろ年を重ねるごとにパワーアップしているとしか思えない。〝バラッド・オブ・ザ・ロウアー・イースト・サイド?のPVでは80年代にNYに移り住んだ頃のマイケルの写真が出てくるが、その輝きは現在のライヴ映像でもまったく失われていないのだ。そして今作は、前作『センサリー・オーヴァードライヴ』リリース後に脱退したジンジャーの後任で加入したドレゲン(ザ・ヘラコプターズ、バックヤード・ベイビーズ)が初参加したアルバムでもあり、ミュージシャンとして腕を振るうだけでなく、ジャケットに燦然と輝くバンド・ロゴを創案するなどその才能を存分に発揮している。さらに日本盤ボーナス・トラックとして、ドレゲン加入後の初来日となった11年の「V-Rock Festival」のライヴ音源が収録されているのも嬉しい。アティテュードも体形も決して崩れない、不屈のロックンロール魂に脱帽。 (網田有紀子)
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