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細美武士、すべてを語る
5thアルバム『Hands Of Gravity』は初めて、the HIATUSとしての安定感、王道感を感じさせる作品になった。 作品ごとに、ライブごとに大胆にスリリングに変化し続けてきたthe HIATUSだが、このアルバムでは「衝撃性」や「変化」よりも音楽そのものの豊かさや調和に重点が置かれている。そして、ストレートで解放的で堂々としている。これまでのアルバムの集大成のようでもあり、新たなデビューアルバムのようでもある。何故こういうアルバムが生まれたのか、細美武士にしっかりと語ってもらった。以下はそのインタビューからの発言である。
3つのバンドでかれこれ11枚アルバム作ってるんだけど。内容とか音がじゃなくて、自分にとって初めての感覚のアルバムです。ちょっと異質な、今までにない感覚です
気がついたら異常にスケール感の大きい曲ばっかりできて。そこに行こうねとは一言も言ってないのよ。むしろすごくミニマムなものを作って大丈夫!っていう解放感の中で作っていったにもかかわらずどんどんスケールが広がっていった
MONOEYESの『A Mirage In The Sun』とこの『Hands Of Gravity』は、関係性のとても強いもので。この2作品を書くのに結局2年半ぐらいかかってんのかな? 俺の中では実はつながっている作品。やっと書き終わったなあという
俺人間だからガチャガチャだし、どうしようもないクズなんだけど、やっぱりいろんなものに対する愛情はあって。そこだけはやっぱり美しいなあと思ってて
今までは「自分は音楽をやっている!」っていうものがないと、アイデンティティがどこにあるのかよくわかんなかったりもしたんだけど。正直全部なくなったとしても、俺は俺だしなっていう気分。なんていうのかな……うん、すごく自由だなあ
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続きは2016年6月30日(木)発売のロッキング・オン・ジャパン 8月号で!
- ROCKIN’ON JAPAN 2016年8月号
the HIATUSの「王道」とは? そのすべてを細美武士、語る!&別冊 KEYTALKツアー完全攻略本!
- the HIATUS 2年ぶりのアルバム『Hands Of Gravity』。ついに生まれたthe HIATUSの「王道」とは? そのすべてを細美武士、語る!特別付録は「別冊 KEYTALKツアー完全攻略本」!「KEYTALK 2016年全国ワンマンツアー 3年K組お祭り先生〜『先生!義勝君の給食費がありません!』」を徹底解剖!! 初日川崎、4日目大阪公演に密着&インタビュー&打ち上げまでフル参戦!
- ●雑誌コード:09797-08
- ●発売日:6月30日
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