「死」の喪失感を歌う究極のバラード“Lemon”は、なぜ生まれたのか? 米津玄師、そのすべてを語る

「死」の喪失感を歌う究極のバラード“Lemon”は、なぜ生まれたのか? 米津玄師、そのすべてを語る
「死」の喪失感を歌う究極のバラード“Lemon”は、なぜ生まれたのか? 米津玄師、そのすべてを語る - ©Taro Mizutani	©Taro Mizutani

(『BOOTLEG』を)作り終わった瞬間は不安だったんだと思うんですね。確かに「ものすごいものを作ってる」って実感しながら作ってたんですけど、できあがって、もうこれ以上直すことはできませんって状態になった瞬間、果たしてこれは美しかったんだろうかって。「今、自分はものすごく美しい音楽を作ることができる」っていう自負と、「果たしてあれで足りていたのかどうか」っていう不安との板挟みになって、(“Lemon”の制作をし始めた時は)「とりあえず手を止めていたくない」っていう状態になったんだと思います


ドラマが死を扱う内容だから、ある種のレクイエムというか、「死者を慰めるような歌を作ろう」と思って、ワンコーラスだけバッと書いたら不思議なことに自分のじいちゃんが死んだんですよ。ほんとに突然。人の死を扱っているところに、それがいきなり実態となって自分のみぞおちにぶつかる瞬間があって。「自分が死ぬ」「人が死ぬ」みたいなことを、音楽を作るうえでいろんな瞬間に意識しながらやってきたつもりではいたんだけども、目に見えるものとして急に現れた時に死生観みたいなものがゼロに戻っちゃって。そっからまた曲を作り始めて、結果、でき上ってみれば「個人的にあなたが死んで悲しいです」って4分間かけてずっと言ってる曲になって。自分としてはものすごく美しいものを作った気持ちではいるんですけど、でもどっかでこれで良かったのかなって


『BOOTLEG』作り終わった瞬間から歌謡曲がマイブームになってて。それもあって、(歌謡曲のようなものを)作りたくなったと思うんですけど。その時期は中島みゆき、ユーミン(松任谷由実)、吉田拓郎小田和正とか、その世代の人たちの歌謡曲を延々聴いてて。それは自分の中にないものを探すためでもあって。日本のポップソングを作り上げてきた人たちじゃないですか。その中に何があるんだと、ある種勉強みたいに聴いて。そこに(“Lemon”を)「作って下さい」って話が来たんで、そこは色濃く反映されていると思う


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