ニガミ17才が「おしゃれ且つ変態」なのはなぜなのかーー最新作『ニガミ17才 o』、そして自分たちのことを語る

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  • ニガミ17才が「おしゃれ且つ変態」なのはなぜなのかーー最新作『ニガミ17才 o』、そして自分たちのことを語る - 岩下優介(Vo)

    岩下優介(Vo)

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    平沢あくび(Syn)

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    イザキタツル(B)

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    小銭喜剛(Dr)

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違う国の言葉みたいに聴こえるけど全部日本語で歌ってるし、意味もわかるんですよね。ワードはどこか共感できるような歌詞なのが新鮮でした(平沢)

――“こいつらあいてる”も、不思議な風味を醸し出していますね。日本語で歌っていますけど、あくびさんの歌は中国語っぽく聴こえるじゃないですか。

平沢 歌詞を貰って歌った時に、「全然歌い方が違う」って言われて、最終的にあの歌い方に導かれたんです。違う国の言葉みたいに聴こえるけど全部日本語で歌ってるし、意味もわかるんですよね。ストーリーとしてはわからなかったとしても、《愛つらい》、《恋つらい》とか、ワードはどこか共感できるような歌詞なのが新鮮でした。

岩下 若い層が言ってる愛語りとか、お金目当てでミュージシャンが言ってる愛語りとか(笑)。「愛語りっていろいろあるなあ」って思って、その愛語りの真意を聞くと全然理解できなかったりするし、「理解できないって何なんだろう?」って考えた時に、「言葉として理解できないほうがいい」っていう発想になって、オリエンタルな歌い方をして、「何言ってるかわからない」っていうことを演出したくなったんです。

――「言葉が帯びている意味」と「音の響かせ方で生まれる意味」の両方を使っているということですね。音と歌詞の言葉の両方を使える「音楽」の醍醐味を、最大限に活かしているということではないでしょうか?

岩下 なんか嬉しいです。あんまり褒められないので(笑)。ありがとうございます。

――岩下さんは、一時は表舞台から遠ざかることを考えていたそうですけど、こうして音楽を続けて良かったですよね?

岩下 そうですね。何よりも、このメンバーと出会えて良かったです。

平沢 ほんとそうですね。お互いに尊敬できるし。曲作りになると、もちろんみんないい意味でバシバシ言ったりしますけど、「ニガミをいいものにしよう」っていう想いでそうなっているので、すごくいいことだと思います。

岩下 みんなのこと、すごく尊敬していますからね。

イザキ 「リスペクトしてくれているんだろうな」っていうのを、僕は勝手に感じてます(笑)。みんな「こうやったほうがもっと面白くなりそうだよ」とか言ってくれるので、意見も受け入れつつやっていますね。

――この4人は、心地好い音を生み出す感覚的な部分も鋭いんじゃないですか?

岩下 どうなんですかね? 僕は違うつもりです。分析系の人なんで。ロト6も、よく外すんで(笑)。でも、小銭は野性的な勘でやってるんだろうなと。

小銭 とりあえず僕がロト6を買ってみましょうか?(笑)。

「100%は納得できないだろうな」と思いながらやっていて、蓋を開けてみたら100%以上納得できるものができたっていうのが大きかった(岩下)

――今作には、でんぱ組.incに提供した“生でんぱ”も収録されていますね。

平沢 何のきっかけだったか覚えてないんですけど、私ともふくちゃん(福嶋麻衣子)がちょっと繋がっていて、ある日DMで「楽曲を提供していただけませんか?」という連絡がきたんです。楽曲提供というのは初めてでしたね。

――これは「鼻水を垂れ流すくらい、あるがままの姿を晒すことの尊さ」というようなことを描いている曲ですよね?

岩下 僕的にはすごくわかりやすい歌詞にしたつもりなんですけど、みんなからしたら「どういうこと?」みたいなのがあるみたいですね。

――《虹色に光ってとろんで》って、鼻水以外の何物でもないと僕は思っていますが。

岩下 そうですよね。

平沢 鼻水を垂れ流していられるくらいのことが「生の自分」っていうことだから、「それが一番美しい形だよ」っていうことですよね。

岩下 「音楽に正解、不正解はない。聴き手の自由だし、間違いもない」って、ライブでよく言っていたんです。そういうことをでんぱ組.incの力を借りて、みんなに知らしめたいなと。

――セルフカバーしてみて、いかがですか?

岩下 僕らがセルフカバーしたもののほうがかっこいいと思います(笑)。タツルボーイのベースも聴けますから。たぶんドラムは、でんぱ組.incのと一緒なんですけど。

イザキ 自分たちなりの解釈で力を吹き込み直したものになっています。

小銭 アレンジも若干変えているんですよ。なんだろうな……こっちのほうがかっこいいです(笑)。

岩下 こういう曲、依頼されないと書けなかったと思います。だから、そういう点でもでんぱ組.incに感謝ですよね。

――今回の作品は、いろいろ新しいやり方が反映された一枚ということみたいですね。

岩下 はい。1から10まで全部4人で取り掛かってやるっていうのは、今までになかったですからね。それはリリース日があって、期間が決められたからそういう手法をとったんだろうし、コロナっていうのもあったからだろうし、あと作業部屋っていうものがあったというのもそうだし、いろんなものが作用したんですよね。その結果、「このやり方、一番みんな納得できるね?」っていうところに落ち着いているんで、本当によかったです。「できないかもしれない」っていう不安はなかったんですけど、この期間で作ったことがなかったので、「自分なりに納得できるのかな?」っていう、そういう意味だけの不安はあったんですよ。「100%は納得できないだろうな」と思いながらやっていて、蓋を開けてみたら100%以上納得できるものができたっていうのが大きかったです。

――ご自身が思っていた以上に、ニガミはいいバンドだったっていうことでもあるんじゃないでしょうか?

岩下 そうですね。大好きです。この4人。

小銭 俺も大好きだよ(笑)。

イザキ 同じく。

平沢 ニガミの次の曲にもワクワクできてますからね。私もニガミの大ファンっていう感じです。「どんな曲を作るんだろう?」って楽しみなので……やっぱりまた期限を作ります(笑)。

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