POLYSICS @ 下北沢CLUB Que

POLYSICS @ 下北沢CLUB Que
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POLYSICS @ 下北沢CLUB Que
POLYSICS @ 下北沢CLUB Que - pics by Kazumichi Kokeipics by Kazumichi Kokei
先月半ばから今月半ばまで行われている、下北沢CLUB Queの16周年シリーズ・ライブのうち、まさに16年前にQueがオープンした日=10月1日を任されたのが、ポリシックス。という記念ライブでもあり、「We are Back!! POLYSICS!!!」ツアーの1本目、みたいなものであり(公式サイトでは分けて書いてあるけど、フライヤーには一緒くたに記されています)、何よりも、3人になって初めてのワンマン。ROCK IN JAPAN FES.2010を皮切りに、フェスやイベントは何本も出てるけど、たっぷりやるのは初めてです。

という気負いやぎこちなさなどが、驚くほど、全然ないライブだった。あと、ツアー初日ならではの、固さもなかった。いきなり完璧。もう、ずーっと何年もこの3人でやっているみたいな仕上がり方。もちろん、フェスやイベントがあったからだとは思うけど、にしても、ちょっとびっくりした。
というのは。「ずーっとやってるみたい」ってことは、じゃあ前とおんなじなのかというと、そんなことはないのだ。ステージ上の楽器や機材の配置、メンバーそれぞれの役割分担、過去の曲のリアレンジのしかたなど、もうあちこちに「あ、新しいポリはこうなっているのか」みたいな新鮮さがあって、ワクワクするんだけど、なのに、それらのいちいちが「試用期間」じゃなくていきなり「実装期間」な感じなのだ。
あと、新曲。ばんばんやっていた。で、どれもが、今後ライブでキラー・チューンになりそうなやつばっかり。そして、それらも「試用期間」がゼロでいきなり「実装期間」に入っている感じだった。それもまたびっくりだった。
なんか、ポリ、前と違う。いや、ひとりやめたんだから違うのあたりまえなんだけど、4人だったのが3人になって、でも3人でもいいライブがやれるように、がんばって立て直した、みたいなレベルじゃない。どういうことなのか。つまり、「穴を埋める」という発想では、「元通り」か「元よりちょい弱いくらい」にはなれても、「元以上」にはなれない。じゃあどうするか。ということの実践が、この新しいポリシックスだ、ということなのだ、と、僕は受け取りました。ほんとにかっこよかった、ハヤシくんもフミちゃんもヤノくんも。

どんなふうに化けたのかに関しては、まだツアー初日なので書かずにおきます。あと、もちろんセットリストや具体的な内容も書けないので、このレポートは、これくらいにしておきます。ファイナルも東京公演だし、その時にみっちりお伝えしますので。何はともあれ、これから観るという各地のみなさん、ぜひお楽しみに。

あ、それから、3人になって初めてのオリジナル作品を、12月8日にリリースすることを、発表していました。ミニ・アルバムだそうです。『eee-P!!!』というタイトルだそうです。それもぜひお楽しみに。

あ。あともうひとつだけ。
CLUB Queの16周年ということで、MCでハヤシくん、Queの思い出を色々語っていました。初めてワンマンやったのがここだとか、その時は40分で終わったとか(ほんとにそうでした。私、観てました)、ここで7デイズ連続ライブというむちゃな企画をやって、しかもその7日目のあと、そのまま「クラブ・エポック」(ポリがやっていたオールナイト・イベント)で、もう眠くて大変だった、とか。
思い出した。そういえば、その7日目が新ドラマー=ヤノくんのお披露目ライブだったのでした。

で。そのハヤシくんの思い出話に、フミちゃんが絶妙なタイミングで質問やツッコミを入れるもんだから、そのたびにいい感じの笑いが生まれていた。たとえば、ハヤシくんが、「高校生の頃、よくここにライブを観に来ていて、『いつかやりたいなあ』と思っていたら、その直後にイベントに誘われて、意外とあっさり出られてしまった」という話をすると、フミちゃんが「何のコピー?」と問い、ハヤシくん「……ビートルズ」と答え、フロア、大笑い。とか、そういう感じ。
でも、そのMCに関して、ひとつ、挙げ足とっておきます。ポリシックスとして、初めてQueに出た時は、まだカヨちゃんがいなくて、キーボードはミサキという別の女の子だったと。同じ高校で、ハヤシくんと一緒にCOBRAのコピー・バンドをやっていた子で、彼女はPON(ベース)の役だったと。ここでフミちゃんが「自分は誰の役だったの?」と問うたところ、「MARU! ドラム」とハヤシくん。
ハヤシくん。MARUは、ラフィン・ノーズです。ハヤシくんが言っている、その当時のCOBRAのドラムは、KI-YANだと思います。当時のCOBRAのふたり、NAOKIとPONは元ラフィン・ノーズだったので、そこらへん混同しがちですが、MARUはCOBRAで叩いたことはないと思います。どうでもいいような細かいことですが、これ、俺がつっこまないと誰もつっこまないかも、と思ったので、書かせていただきました。(兵庫慎司)
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