キャプテンストライダム @ 恵比寿リキッドルーム

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2008年6月に発売された最新アルバム『音楽には希望がある』のリリースツアー「LIVE TOUR 2008 明日に向かって踊れ!」。今夜が全国8都市を廻り終えたツアーの最終日だけあって、現在のキャプテンストライダムの集大成的な良いライブだった。

最新アルバムからの曲の合間に“サイボーグ”や“ペラペラ”やインディーズ時代の“サンドバッグの夜”などを挟んでくるセットリストで、特に4曲目の“人間ナニモノ!?”から6曲目の“ペラペラ”の流れは、グルーヴのあるロックだったり、キャバレーのビッグバンドを彷彿とさせるような昭和の匂いのする音だったり、爽やかなポップな一面だったり、キャプストの多面性が垣間見れたひと時だった。

そして次には、なんと新曲を披露! しかも、初めて菊住(Dr)が作詞したという曲や、梅田(B/Cho)が「ライブで踊れる曲を」と思って作ったという曲を含めて3曲も!! まだまだ作品はできているらしく、永友(Vo/G)自らも「楽しみにしててください」と言っていたように、キャプストの進化系に触れるのを心待ちにしたくなるような曲たちだった。

おまけに、各MCがゆるいんだけどおもしろくて、菊住が初作詞をして思ったこと、≪「できるまでやる」と何事も達成できるんだ≫という菊住的教訓(!?)や、今回の新曲の前に梅田が初作詞作曲した“ありのままで世界は”の歌詞が出来てスティーヴ・ジョーダンの元にレコーディングされるまでの苦渋のエピソード(だけどおもしろい)を永友が語ったり。更には、サポートギターの横山を含めたメンバー紹介の時には、ひとりひとりが「心踊ったこと」をテーマに小話を披露してくれたのだけど、それがまた幼稚園で開催されたディスコ大会での話や、ツアー中にうなされた夢の話など、TVの画面や雑誌などの文字を通して知り得る情報とはまた別の、そのライブを観た時にだけ肌で感じ取れるものがあって、バンドの楽曲を生で聴く以外のライブの醍醐味みたいなものが楽しめた。

メンバー紹介の後には、まだまだ観客を踊らそうと、フロアの上にあるミラーボールが光って回転したかと思えば、電気グルーヴの“Shangri-La”が始まり、次には梅田もボーカルを取るユニコーンの“ペケペケ”とカバー2曲で大盛り上がり! ここまで17曲突っ走った後、アンコールで登場したメンバーは、着替に着用してきたツアーTシャツや、ツアータオルなどのグッズを紹介するゆかいな小芝居を入れながら、最後にはまた新曲を披露。ほんとに新しい作品がザックザクできているみたいだ! まだまだこれからもキャプテンストライダムには目が離せない!!(石井彩子)
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