新しいコンピレーション盤『モア・モダン・クラシックス』を6月4日にリリースするポール・ウェラーはレコード・ストア・デイにリリースしたシングルの手はずに不満を覚えたため二度とレコード・ストア・デイには参加しないと宣言している。
ポールは4月19日のレコード・ストア・デイに新曲"Brand New Toy"をシングルとしてリリースしたが、リリースの仕方に失望したと次のように語っている。
「これはレコード・ストア・デイに今度のシングルが買えなくてイーベイで高額を払って買うことになったみんなへのメッセージだよ。
こうした『限定盤』が転売屋のいいように儲けに利用されていることへの怒りと失望をメッセージとして送ってくれたみんなの意見にぼくも同意するよ。
レコードを作ること以外で、ぼくは特になにも関わっていないけど、今回のことではもうすっかり嫌気が差したし、残念ながらレコード・ストア・デイにはもう二度と関わらないことにしたよ。
みんなも知っての通り、ぼくは独立系のレコード店を大応援してるだけに本当に残念だけど、金に汚ない転売屋どもが純粋なファンをカモにしてる構図には虫酸が走るし、そもそもレコード・ストア・デイの精神そのものに反してるよ。
レコード・ストア・デイ前日にはぼくのシングルがすでにイーベイに出品されていたというし、地元のレコード店でみんなで行列して開店を待ったというのに開店してみるとすでに売り切れだったなんていう話も聞いたよ!
みんなにとって素晴らしいコンセプトでもたった数人のせいで台無しになっちゃうものなんだよ。転売屋は本当に恥を知れよ。転売屋からものを買って加担しちゃだめだよ。連中がレコード・ストア・デイを利用してレコード店の営業そのものまで損なえないようにしよう。
それではPW」