トゥパックの最後の言葉は「ファック・ユー」だった、と銃撃現場に居合わせた元警官

トゥパックの最後の言葉は「ファック・ユー」だった、と銃撃現場に居合わせた元警官

1996年にラスヴェガスで車を銃撃され、その後他界したトゥパック・シャクールの事件現場に居合わせた警官が、トゥパックの最期の言葉は「ファック・ユー」だったと語っている。

警官はラスヴェガス市警の元職員のクリス・キャロルで、銃撃現場でトゥパックを抱きかかえながら「誰に撃たれたんですか?」とトゥパックに問い続けたというが、トゥパックは「ファック・ユー」とだけ言って気絶したとキャロルが語っているとゴシップ・サイトのTMZが伝えている。トゥパックはその後、病院に搬送されたが、6日後に容体が急変し死亡した。この時の銃撃事件については今も未解決のままになっている。

なお、ニューヨークではトゥパックの歌詞をベースにしたミュージカル作品『Holler If Ya Hear Me』が、来月パレス劇場で初演を迎えることになっている。内容はトゥパックの歌詞のみをベースに構成したもので、トゥパック自身の生き様とは無関係な筋になっているという。主演は俳優や詩人として活躍するソウル・ウィリアムズが演じることになる。

ソウルのほかには、クリストファー・ジャクソン、トーニャ・ピンキンス、セイコン・センブロー、ベン・トンプソン、ジョン・アール・ジェルクスなどのブロードウェイ俳優が出演する。製作費には800万ドル(約8億1600万円)かかっていて、"カリフォルニア・ラヴ"、"キープ・ヤ・ヘッド・アップ"、"ミー・アゲインスト・ザ・ワールド"、さらにタイトル曲となる"ハラー・イフ・ヤ・ヒア・ミー"など、トゥパックの作品が劇中に使われていくという。

なお、ソウルは主役のオファーを受けたのは先月だと明らかにしていて経緯を次のようにNMEに説明している。

「ほかのみんなは監督と一緒にもう4年間もこの作品の練り上げに参加してきたんだけど、主役だけはずっと決まっていなかったというんだ。もともとこの話が来る前にぼくは『Martin Luther King』という自分のアルバムの制作に取りかかってたから、いずれまたそれも片付けたいとは思ってるよ。でも、アルバムを作ってたからといって、ブロードウェイで上演される、初のヒップホップ・ミュージカルへの出演の話を断ることはありえなかったね。ぼくはこんな劇を16歳の頃から夢見てきたんだから」

脚本はトッド・クリードラーが手がけていて、貧困にあえぐアメリカ中西部の工業都市で生活する二人の幼馴染の姿を通して「友情、家族、復讐、変化と希望」を描く物語になっているという。

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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