かねてから制作が進められていることが伝えられている、フレディ・マーキュリーのヴォーカル音源をベースにしたクイーンの新音源だが、ウィリアム・オービットがこの作品のプロデュースにあたっていることを明らかにしている。
ブラーやマドンナのプロデューサーとして知られているウィリアムは次のようにツイッターで報告している。
「間違いなくクイーンと今作業を重ねてるよ。素晴らしい楽曲ばかり。とりあえず今はここまで。またここをチェックしてみて」
クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーは5月にフレディの音源を使ったアルバム制作に着手していることを明かしていて、タイトルには『Queen Forever』というものが予定されていて、今年のクリスマスまでにはリリースされる予定だとも明らかになっている。ブライアンは次のようにBBCラジオに語っていた。
「最初から全部作っていかなきゃならなかったんだよ。ぼくたちが曲を最後まで仕上げてたらどう作っていったはずかっていうことはよくわかってるから、現代のテクノロジーさえ駆使すればそこに座ったまんまでもそれを実現させることができるんだよ。その作業が本当に感動的なんだ。ほんとにスケールのバカでかいクイーンのバラードだったり、壮大なサウンドだったりするからね」
その一方でウィリアム・オービットはフレディとマイケル・ジャクソンがデュエットを行っている音源のプロデュースを手がけるとも昨年の6月に明らかにしていて、この音源も今回のアルバムに収録されるものとみられている。
フレディとマイケルはマイケルの1982年の『スリラー』用のレコーディング・セッションで3曲デュエットをレコーディングしているが、このレコーディングはどれも未発表のままになっている。その後、この3曲はレコーディングされ直して、そのうちの一つ"ステイト・オブ・ショック"はザ・ジャクソンズの84年のアルバム『ヴィクトリー』に収録され、ゲスト・ヴォーカルにミック・ジャガーを迎えることになった。もう一つの曲は"生命の証"といって、その後フレディの85年のソロ『ミスター・バッド・ガイ』に収録されている。なお、今度のアルバムにこの時の3曲のうちのどの曲が使われるのかはまだ明らかになっていない。
フレディのヴォーカルを使ったクイーンのアルバムでフレディの死後にリリースされる新作はこれで2作目で、1作目はフレディの死の4年後にリリースされた『メイド・イン・ヘヴン』だった。この時はベースのジョン・ディーコンも作業に加わっていたが、その後、ジョンは音楽活動から引退してしまっていて、今度の新作にも参加していない。
クイーンは元バッド・カンパニーのポール・ロジャースをヴォーカルに迎えた『ザ・コスモス・ロックス』も2008年にリリースしている。現在、クイーンはヴォーカルにアダム・ランバートを迎えてライヴ活動中で、サマーソニックに出演を予定している。
フレディとマイケルの"ステイト・オブ・ショック"の音源はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=ax3FOTiWwz0
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