制作が進んでいると伝えられているカニエ・ウェストの新作だが、すでに仕上がった曲が20曲はあることが明らかになっている。
明らかにしたのはカニエと同郷シカゴの出身で、カニエのグッド・ミュージックの契約アーティストとして長くコラボレーションを続けているマリク・ユセフで、現在カニエの新作制作に加わっていることを明らかにしていて新曲も「20曲仕上がっている」とローリング・ストーン誌に語っている。
ただ、これまでもカニエの作業に加わってきたマリクは特に前作『イーザス』が難しい作品であったことも明らかにしていて、次のように語っている。
「『イーザス』は本当にしんどいアルバムだったし、それは俺がカニエと作る音楽はこうありたいという姿を打ち捨てるものだったからなんだ。カニエは『これは普通のカニエ・ウェストのアルバムにはしたくないんだ。みんなが慣れているようなものにはしたくないんだよ』っていう言い分をあの時は絶対的な勢いで詰め寄ってきたからね」
おかげでマリクとカニエとの間の衝突も絶えなかったという。
「『イーザス』については毎日口論したからね。友好的な意見の不一致なんて生易しいもんじゃなかったから。間違いなく一つの戦争だったから。『そんなこと知らねーよ、マリク、これはカニエ・ウェストのアルバムなんだから、マリク・ユセフのアルバムじゃねーんだよ』っていう調子でね」
そうした雰囲気も新作では違っているとマリクは次のように語っている。
「今度のアルバムは違うんだよ。ティンバーランドの靴みたいなもんだよね。ティンバーランドの靴の革ってレザーっぽくもなければスウェードっぽくもないっていうね。だから、今のシカゴの音楽のすごく磨き抜かれた感じでもなければ、ヒップホップ中のヒップホップっていうゴリゴリのものでもないんだよ。今もしゃにむに作業進行中だから。世界各地でレコーディングをやってるからね」
