吉井和哉が吉井和哉を愛した初めてのアルバム『STARLIGHT』とは?
2015.02.25 21:40
2015年3月18日にニューアルバム『STARLIGHT』をリリースする吉井和哉。『The Apples』以来4年ぶりとなるオリジナルアルバムは、ソロアーティスト吉井和哉として最高傑作と呼んでいい、新たな出発の1枚となった。2015年2月28日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』4月号では撮り下ろしの写真とともに吉井へのインタヴューを掲載。これまでと何が変わったのか、制作過程や作品のテーマについて率直な言葉が語られている。
「『The Apples』の時とはまったく違いますよね、まったく。人が変わったぐらいに違う」
ソロ10周年のアニヴァーサリー、そしてカヴァーアルバム『ヨシー・ファンク Jr.~此レガ原点!!~』など、ソロアーティストとしてのキャリアと自身のルーツを掘り下げていった近年の吉井。THE YELLOW MONKEY時代の古巣であるTRIADレーベルへと移籍してリリースされる『STARLIGHT』は、シンプルに「吉井和哉のロック」を表現する、ストレートで迷いのない作品となっている。
「月並みなこと言うとようやくいろいろ成仏したんじゃないですかね。10周年も終えて、カヴァーも出させてもらって、もとの古巣に移籍して。シンプルに、初めてソロになった時とは全然違う、自分自身への自信がちゃんと芽生えてきていて。次の10年はちょっと、また違ういい楽曲を作れそうな気がする」
新たな10年に向けて、吉井和哉が吉井和哉を赦し、愛したアルバム『STARLIGHT』。「ソロ第一弾でこれを出せたらよかったんですけどね(笑)」と笑う吉井の言葉からは、静かな自信と手応えが伝わってくる。これからの吉井和哉にますます期待が高まるインタヴューだ。