アデル、新作制作の重圧をはねのける契機はケイト・ブッシュの復活ライヴだったと語る

アデル、新作制作の重圧をはねのける契機はケイト・ブッシュの復活ライヴだったと語る - アデル『25』発売中アデル『25』発売中

新作『25』が初週売上だけで早くもテイラー・スウィフトの『1989』(2014年リリース)とドレイクの『イフ・ユーアー・リーディング・ディス・イッツ・トゥー・レイト』の2作の今年の全売上の合計を超えるというモンスター・アルバムと化しているアデルだが、今作を制作する動機付けとなったのは2014年に行われたケイト・ブッシュのライヴだったと語っている。

アデルはニューヨーク・タイムス紙の取材に応え、ここ10年では世界で最も売れたアルバムとなった『21』の次回作を制作するというプレッシャーをはねのけるきっかけになったのは、昨年ロンドンで行われたケイト・ブッシュの32年ぶりのライヴだったと次のように語っている。

「ケイトのショー全体が、親になる前の彼女自身、それから親になってからの自分を扱っていて、しかも、彼女の息子もあの公演に出てたのよね。どっかで読んで、それが事実かどうかもよく知らないんだけど、でも、息子さんが16歳になった時にケイトに『お母さんがなんでそんなにみんなに愛されているのかを知りたい』っていったっていうのよね。それがわたしには本当に感動的で、あの公演を観終えてこう思ったわけ。『もう待つのはやめよう。息子が16になるまで待ってなんかいられないわ。今、教えてあげたい』って。それからはもう『たとえみんなが、もう付け足しのようにしか思えない作品なんか作りなさんなっていったとしてももうどうでもいいし。わたしはわたしのためにアルバムを作りたい』っていう一念でやったのね」

なお、自分が親になったことについては次のように語っている。

「簡単なことだと思ってたんだけど。みんなやってることだし、世界には70から80億人くらい母親なんているんだから。みんなやってることなのに、難しいわけないじゃないって。と思ったら、こんなに大変なことってほかにはなかったから」
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