ふくろうずが7月にリリースしたニューアルバム『だって、あたしたちエバーグリーン』の東名阪ツアーのファイナル公演が、今月23日に渋谷クラブクアトロで行われた。

“すばらしい世界”でライブがスタートし、前半は主に『だって、あたしたちエバーグリーン』の収録曲がプレイされていく。

9曲目“春の王国”を歌う前に内田万里（Vo&Key）が「天気予報では夜雪が降るなんて言うから、誰も来ないんじゃないかって心配したけど、こんなに来てくれてありがとう」とオーディエンスにお礼を述べる。そして「ダイナソーJr.が好きな男の子のことを好きな女の子の歌です」という紹介で始まった“ダイナソー”のあと、「気づいてる人もいるかもしれないけど、ドラムが高城なんですよね」と、2011年9月に脱退した高城琢郎が、このツアーのサポートドラマーを務めていることを改めて紹介した。

後半は、過去の代表曲やライブで人気の曲中心のセットリスト。「好きな人を思う気持ちは、どんな人でも美しいなと思ったから曲にしました」（内田）という新曲“ビューティフル(仮)”も披露された。

「来年も自分らしいことをやっていきたいと思います。それをみなさんに楽しんでもらえたらうれしいです。だから来年もよろしくね、ちょっと早いけど」（内田）とあいさつし、“エバーグリーン”で本編をしめくくったあと、アンコールは高城在籍時最後のアルバム『砂漠の流刑地』のジャケット・ミュージックビデオの衣装に着替えて登場。

「じゃあ、高城くんがパイ投げされてやめた曲をやりたいと思います」（内田）と、同アルバムのタイトルチューン“砂漠の流刑地”をプレイ。間奏で内田が高城にパイをぶつけてこの曲のミュージックビデオとジャケットを再現したと思ったら、続けて安西と石井にもパイをぶつけ、最後は自分の顔にも投げつける。

続けて“ごめんね”を披露し「こんなバンドに、ほんと、マジで、付き合ってくれてありがとう。みんなに捧げます」とオーディエンスへの感謝の意を示してアンコールを終えた。なお、アンコールでは、来年1月から3ヶ月連続企画を開催することがアナウンスされた。

ライブ情報は以下のとおり。

●ライブ情報
「新生さんばがらすワンマン」
2017年1月15日（日）西麻布KREI SALON
ふくろうず(アコースティック編成)

「すずめの涙ワンマン」
2017年2月4日（土）根津教会
内田万里(ふくろうず)

「さよなら渡り鳥ツーマン」
2017年3月18日（土）西麻布SUPER DELUXE
＜出演者＞ふくろうず / andmore…
2017年3月19日（日）西麻布SUPER DELUXE
＜出演者＞ふくろうず / andmore…

※2月のチケットは2016年11月26日（土）から先行予約受付開始