グラミー賞の投票が紙ベースからオンラインへ。投票率の増加が見込まれる

グラミー賞の投票が紙ベースからオンラインへ。投票率の増加が見込まれる

来年から、グラミー賞の投票方法が改定されるようだ。

グラミー賞を運営する協会NARASによると、2018年1月28日に行われる第60回グラミー賞授賞式より、投票が紙ではなくオンライン投票になることが発表された。

理由としては、ツアー中のミュージシャンの投票への利便性の向上や、無効票や不正票の回避が挙げられている。

「ヴァラエティ」誌によると、今回の発表に際して、NARASの副社長であるビル・フレイムスは以下のように説明をしているという。

「利便性の追求というだけではなく、今回の変更によって、ツアーで海外に出ているミュージシャンたちからの票を集められるようになる、というのがとても大きな利得になります。また、パソコンからだけでなくスマートフォンやタブレットPCからもオンライン投票が可能であることも、投票率の向上に繋がります。

私たちの姉妹組織のラテン・グラミー賞では昨年オンライン投票を実施しましたが、投票数を著しく増加させることができました。また、紙の投票だと誤記入が起こりやすく、間違った賞の欄に記入されてしまったりということがよくあります。オンラインではそれが回避される仕組みになっているのです。

さらには、投票者が候補に挙がっている音源を聴いたり、映像を観たり、そしてジャケットのアートワークを見ることもできます。これにより、候補者たちの名前と評価、そしてチャートから判断し投票してもらっていた今までに比べ、より多くの情報を元に判断してもらえるようになります」

なお、前回のグラミー賞ではそれまでの規定が改定され、ストリーミング配信のみで楽曲をリリースしていたチャンス・ザ・ラッパーが7部門にノミネート、3冠を手にしている。


第60回グラミー賞授賞式のノミネートの発表は、11月28日に行われるとのことだ。
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