現地時間8月12日に行われた米ヴァージニア州シャーロッツビルの白人至上主義者の集会に対し、アーティストたちがSNSを通して次々にコメントを発表した。
非常事態宣言が勧告されるほどの異常事態に陥ったシャーロッツビルでは集会に抗議する人々に車が突っ込み、女性1人が死亡、多数の死傷者が出ている。
この件に関し、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングやジョン・レジェンド、そしてプロフェッツ・オブ・レイジやクエストラブ等がSNSにコメントを投稿している。
ビリー・ジョー・アームストロング
「シャーロッツビルで起こったことに、怒りを通り越した感情を抱いている。悲しみと絶望、そして衝撃。俺は人種差別が何よりも嫌いだ。(中略)グリーン・デイの精神は、いつも抑圧を越えたものであってきたんだ。自らが信じるものに対して突き進んで、それを声高に歌っていこうっていうね。冷戦のおかげで、僕たちは核兵器による大虐殺に対して常に恐怖を抱いてきた。最近ではそれ(核兵器による大虐殺)が現実味を帯びてきている。過去の醜い産物だったはずのものなのに……。それなのに今では、その過去が僕たちにつきまとっているんだ。狂信的な政治家たちには抗い続けるべきだ。そしてパンクの先人たちの名の下に……ナチ・パンクにはクソ食らえと言いたい」
ジョン・レジェンド
「ホワイトハウスにはナチの支持者と白人至上主義者がいる。奴らも糾弾すべきだ。納税者たちの金を受け取る資格なんてない」We have nazi sympathizers and white nationalists in the White House. Condemn them too. They should not be receiving taxpayer money.
— John Legend (@johnlegend) 2017年8月12日
プロフェッツ・オブ・レイジ
「俺たちは暴力的な人種差別、ファシズム、ナチズム、そしてシャーロッツビルの白人至上主義と闘っていく。地獄に落ちろ」POR stands with those fighting racism, fascism, Nazi-ism and white supremacy in Charlottesville. Give em hell. #NoTrump #NoKKK #NoFascistUSA pic.twitter.com/N3zgSjKvco
— Prophets of Rage (@prophetsofrage) 2017年8月13日
コモン
「シャーロッツビルで起きたことを目にした時、悲しみと怒り、そして『アメリカに一体何が起きてるんだ? 』って感情が溢れてきた。ロンドンから戻ってきたばかりだったから、家に帰れるのをとても楽しみにしていたのに。自分の家がある場所なのに自分を受け入れたくない人がいるということ、そして、憎しみと負のエネルギーが自分に似ている(同じ人種の)人、そうじゃない人の間に渦巻いているというのがどんなに苦しいことかと考え始めたんだ。ニュースで専門家が「こんなのアメリカじゃない! 」って言っているのを見たけど、でもこれがアメリカなんだよ! 人を見下す文化は、この国が建国された時からなくなっていないものなんだ(ネイティブ・アメリカン、アフリカン・アメリカン、ラテン・アメリカン、そしてユダヤ人に対してね)。この意識は、アメリカ人のDNAに刷り込まれているんだ。(中略)こういう世情に対して、特に悪魔と対峙している時には、神の力と精神性が必要になるんだ。(中略)周りの人たちに愛を示すことを考えられるとしても、憎しみは何の助けにもならない! 神のご加護を」
クエストラブ
「いつかこうなるってことは何となく分かってた」
デイヴ・マシューズ・バンドの声明文や、レディ・ガガやロードのツイートの内容は以下の記事より。