AC/DCのマルコム・ヤングとアンガス・ヤングの兄でありバンドのプロデューサーを務めたジョージ・ヤングが70歳で逝去した。死因などの詳細は明らかにされていない。
ジョージ・ヤングはギタリストとしてもイージービーツやFlash And The Panに在籍しており、イージービーツの活動を終えた後、イージービーツでのバンド・メイトであり共作者でもあったハリー・ヴァンダとAC/DCのプロデュースを開始。
AC/DCの1stスタジオ・アルバムである『ハイヴォルテージ』(豪州盤、1973)から『パワーエイジ』(1978)まで5作のプロデュースを行った他、ライブ・アルバム『If You Want Blood You've Got It』(1978)、そして『ブロウ・アップ・ユア・ビデオ』(1988)と『スティッフ・アッパー・リップ』(2000)も手掛けている。
ジョージ・ヤングの死に際し、AC/DCは以下のような追悼のメッセージを発表した。
私たちの愛する兄であり、良き指導者であるジョージ・ヤングの訃報をお伝えしなければならないという事実に心を痛めています。彼の助けと助言がなければ、AC/DCは生まれませんでした。
ミュージシャン、ソングライター、プロデューサー、アドバイザー、そしてその他にも多岐に渡る役目を担ってくれたあなたは、誰よりも献身的でプロ意識の高い存在でした。
そして兄としても、あなたより最高の兄はこの世に存在しないでしょう。生涯を通して僕たちにたくさんのものを授けてくれた兄に対し、僕たちは感謝の気持ちと共に彼を偲び、心で寄り添い続けます。