11月22日にニュー・アルバム『フー・ビルト・ザ・ムーン?』の日本先行リリースを控えるノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズだが、「Q」のインタビューに答えたノエル・ギャラガーが新作へのファンの反応について「狙い通り」だと話していたようだ。
ノエルはマネジメント側から「ファンの意見が真っ二つに分かれている」と伝えられたといい、そのことについて以下のように話している。
正直、それが狙いだったんだよな。半分の人間は「ファッキン・シットだな。“Live Forever”のソングライターと同一人物とは思えない」って言って、残りの半分は「ファッキン最高じゃないか」って言ってるんだ。こうやって意見が分かれることって、今まで起こったことないんだよね。
Noel Gallagher’s High Flying Birds - Holy Mountain
さらに、ファンが「ギターをかき鳴らしながら、失恋とか若さの喪失とか、そんなことを希望に溢れたコーラスと一緒に感傷的に歌ってほしいって思ってる」ことは承知の上で、「それはもうやらない。みんなが欲しがってるもんは分かってるけど、そんなのファッキンどうでもいいんだよな」と発言していたようだ。
そして、ソロ名義のノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとしての活動についても以下のように語った。
俺はもうバンドの人間じゃない。だから、アルバムを売る必要がないんだよ。自分のレーベルを持ってるから、アルバムは自分の金で作ってる。プロモーションも自分でやるし、マーケティングも自分で、全部自分でやってる。
何か思いつけば、自分でそれをやれるんだ。ソロになるとフットワークが軽くなる。デカいロック・バンドは巨大なタンクローリーみたいだが、俺はいまやファッキン高速のモーターボートだぜ。
Noel Gallagher's High Flying Birds - She Taught Me How To Fly
なお、弟リアム・ギャラガーは『フー・ビルト・ザ・ムーン?』の先行シングル“Holy Mountain”に関し、「音楽として、ちょっと鬱陶しい音をしてるってことに気づいたんだよな。まず、音が多すぎる上に冒険が足りない。とにかく、俺のタイプではないんだよ」との意見を語っていた。