ASIAN KUNG-FU GENERATIONが、ベストアルバム『BEST HIT AKG 2 (2012-2018)』をリリースした。また、6年前に『BEST HIT AKG』リリースの際にゴッチ(後藤正文/Vo・G)がセレクトした裏ベスト『BEST HIT AKG Official Bootleg “HONE”』、『BEST HIT AKG Official Bootleg “IMO”』の2枚も同時リリースされている。
現在発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』5月号には、そのベストアルバムについて4人全員で語るインタビューが掲載されている。2012年からの7年間はバンドにとってどういった季節だったのか、「骨」と「芋」とは一体なんなのか、そして現在制作中の新たなるオリジナルアルバムはどのようなものになるのか。アジカンのこれまでとこれからに迫る、必読のテキストとなっている。
以下、発言の一部をお届けする。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=CHITO YOSHIDA(AVGVST)
ロスでのレコーディングはデカかったすね。ベスト盤にはその曲が4曲も入ってるし。やっぱあそこでバンド内のモードが結構変わったんです。なんか俺ら、ものすごくメンタル強くなったなって。やっぱそこが転機だったなってすごい思いますね(伊地知潔/Dr)
ロス行ったり、セルフカバーしたりっていう物語がちゃんとあって。そういう流れで聴いてみるとおもしろいと思います。そうやって、アイデアでちゃんとアップデートしてこれたんだなっていう感じはすごいしますね(山田貴洋/B・Vo)
シリアスなことをシリアスな言葉で書くっていうやり方は決着ついたかなあって感じがする。もう少しこう、ユーモアとか毒っぽい自分とかね、そういうほうにグイグイ戻っていきたい。みんなが思ってる俺みたいな(笑)(後藤)
いちばん頑固なのは建ちゃんだったりするからね(笑)。仮想オールドファンみたいなのを盾にしてね、自分の意見を通そうとしてくる(後藤)
ライブでやって楽しい曲を作りたいっていうのはあります。スッとやれて、みんながカバーできてみたいな、そういう曲のほうが偉いっていう気持ちが、今はありますね(後藤)