トランプ大統領のロシア疑惑、FBIが事件の暗号名としてローリング・ストーンズの歌詞を拝借?

トランプ大統領のロシア疑惑、FBIが事件の暗号名としてローリング・ストーンズの歌詞を拝借?

北朝鮮問題をめぐり、連日トップ・ニュースでその動向が報じられているトランプ米大統領だが、その一方で懸念として残ったままになっているのがロシア疑惑問題だ。

2016年の大統領選にサイバー攻撃などでロシアが関与していたのではないか、という疑惑に、大統領選候補だったトランプも関わっていたのではないかというこのロシア疑惑。

今回、「The New York Times」により、このロシア疑惑の捜査の際にFBI(連邦捜査局)が暗号としてザ・ローリング・ストーンズの歌詞の一部を使用していたと伝えられている。


FBIが捜査を始めた2016年時点では、すでにトランプの対立候補だったヒラリー・クリントンの国務省長官時代のメール問題(長官としてのメールのやりとりに公用のアドレスだけでなく私用のアドレスも利用していたことが機密漏洩などを招く違反行為だったこと)に一段落がついていた。

そのためFBIは、このメール問題が収束したあとにトランプ陣営の疑惑の捜査に手をつけるとなると、将来的に大きな政治的禍根を残すことになるのではないかと憂慮してもいたのだという。

そこでFBIがこの事件の暗号として名付けたのは、ストーンズの代表曲といってもいい“Jumpin’ Jack Flash”からの「I was born in a crossfire hurricane(俺は嵐のような銃撃戦の最中に生まれた)」という一節からとった、「Crossfire Hurricane」だったという。

特に2016年時点では極秘扱いの捜査となっていたため、トランプ陣営の関係者への事情聴取も感づかれないように控えていたとのことで、この事件についてはただ「Crossfire Hurricane」とだけ言及されていたという。

FBIによる捜査は今も続いているが、CIA(中央情報局)や現国務長官のマイク・ポンペオは、ロシアによる干渉はあったが選挙への影響はなかったという立場を取っている。その一方で、この問題をめぐってオバマ政権時代に引き続いてロシアに課せられた制裁も、2018年に入りトランプ大統領によってさらに強化されている。
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