「GQ」のインタビューに答えたデイヴ・グロールが、音楽業界に足を踏み入れて最初に遭遇した災難について語っている。
デイヴは1990年9月、ニルヴァーナがゲフィン・レコードと契約して爆発的に売れる直前にバンドに加入。ニルヴァーナはデイヴの加入後1年も経たずに『ネヴァーマインド』をリリースしている。
ニルヴァーナに加入する以前はスクリームでドラマーを努めていたデイヴだが、ニルヴァーナとの契約を結んだ際、スクリームとの契約がまだ残っているとして4万ドルの支払いを要求されたのだと以下のように語っている。
俺がニルヴァーナに加入した時、真っ先に何が起こったか知ってる? 初めて正式に音楽業界に足を踏み入れて、ワシントンDCのパンク・ロック仲間や家族以外を信頼した時に何が起こったか。訴えられたんだよ。
スクリームってバンドにいた時に、腹ペコで、失うものがなにもなくて、売れるともまったく思ってない時に、デニーズの外に停めた車の中で紙切れにサインしたんだ。
それからニルヴァーナと契約したら、即4万ドル払えって訴えられたんだよ。お前はまだこっちと契約してるだろうって言ってきたやつがいてさ。あれは最悪だったな。
そして、自分も含めニルヴァーナが成功するとは誰一人として想像していなかったと、以下のように続ける。
誰もニルヴァーナがデカくなるなんて思ってなかった。誰一人としてね。自分はそう思ってたなんて言うやつは嘘つき野郎だよ。誰にもまったく分からなかったんだ。
だから、色んなことが狂ったようになり始めて、世界中が俺たちに注目するようになって、すべてが波に乗り始めた時、俺はもう、自分以外の誰からも指図されなくていいっていう資格を手に入れたのさ。
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