デイヴ・グロール、ニルヴァーナ加入時のエピソードを明かす。当時のカートの風貌は?

デイヴ・グロール、ニルヴァーナ加入時のエピソードを明かす。当時のカートの風貌は?

デイヴ・グロールがシアトルのローカル・メディア「Visit Seattle」のインタビューに答え、初めてシアトルを訪れたきっかけとニルヴァーナとの出会いを語っている。

10代の頃に世界を旅していたというデイヴは、仕事からのリタイアを控えていた母親に「この旅行の間、私がリタイアした後に住めるような素敵な場所を見つけたら教えてちょうだい」と告げられていたのだとか。

そしてシアトルを初めて訪れた日、食事も美味しく環境も良いシアトルをすぐに気に入り、母親に電話し「良い場所を見つけたよ。シアトルだ!」と伝えたのだという。

その後一旦地元に戻ったというデイヴだが、友だちとニルヴァーナの話をしたことがきっかけでニルヴァーナに入ることになったのだと以下のように語った。

ニルヴァーナって聞いたことある? って友だちに聞かれたんだよ。当たり前じゃん!って感じだったけどさ。(中略)もし俺がこのバンドのドラマーになったらうまくいくって、直感で思ったんだ。ただそう感じた。

でも、(当時在籍していたバンドの)仲間を裏切るようなことはしたくなかった。何年も何年もツアーをやって、兄弟みたいな関係性だったからね。だから母親に電話して、「困ったことになった。どうすればいいか分からないんだ」って相談したんだよ。

そしたら「いい? 生きていく中では、自分本位にならないといけないこともあるのよ」って言われたのさ。母親に120ドル渡されて、その金ですぐにシアトルに飛んで、地元にはもう戻らなかったんだ。


シアトルに着いた時、空港には「『チルドレン・オブ・ザ・コーン』(1984年のホラー映画)の子役が空港に迎えに来てるみたいな風情」のカート・コバーンクリス・ノヴォセリックが迎えに来ていたのだという。

その後ニルヴァーナのライブを見に行くと、1200人ほどの観客の内「15人ぐらいはパンク・ロッカー、残りは全員脂ぎったロン毛で、スーパーに並んでるような服とか誰かに恵んでもらったみたいな服」を着ているような若者ばかりだったのだという。

さらに、シアトルでの生活を始めて最初の日に見たというニルヴァーナのライブについても以下のように回想する。

ある種のムーブメントが勝手に生まれてるような感じだった。人が大量に集まって、そこで起こってることにのめり込んで、彼らが感じてることが聞こえてくるようだった。

流れてるエネルギーも、それまで俺が見たこともないようなものだったよ。それが俺のシアトル生活1日目さ。


インタビューの映像はYouTubeで観ることができる。

https://youtu.be/tBfHyO57yhI

1月初旬、古くからのニルヴァーナの友人であるというジョン・パーキーにより、バンドの初期のデモ音源がYouTubeで公開されたことが話題になった。公開された4枚のデモ・テープの音源には、初代ドラマーであるチャド・チャニングがプレイしていた時代のものも含まれている。
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