約3年前に出会い、それからは頻繁に時間を過ごしているというふたり。言葉がなくても考えていることが伝わる空気が、彼らの間にはあるという。
話がリンクすることがすごく多くて、阿吽の呼吸というか、不思議となんでもわかるんだねっていう驚きもすごく感じたし、敏感な人だなと思いました。俺が話の間を抜いて話したとしても、意味がちゃんと伝わることが驚きでしたね(松田)
そして、本作で果たした初共演についてそれぞれに振り返る。一緒にいると、たまにすごいセッションが起こるんです。(中略)言葉だけでも、ただのノリだけでも、絶対にここまで気持ちよくならない、みたいな瞬間を何回も共有してきて、それがすごく貴重で大きかったんですよね(野田)
龍平の幼なじみ役ということが、俺にとってものすごく大きなハードルでした。物語の性質として自分が果たすべき役割が大きいだろうし、プラスマイナスで考えたら、プラスになってほしいし――当たり前ですけど。それがちゃんとできないとイヤだし、俺が足を引っ張るハメになったら元も子もないし……(野田)
さらに、ふたりの自然な佇まいが切り取られた写真も掲載。それぞれの流儀で名手の地位を確立した彼らが、こんなにも意気投合したのはなぜか。その理由に迫った全8P、ぜひ誌面をチェックしてほしい。撮影前に将棋の指導を受けた時に、お互いなんとなくルールを知ってるぐらいの状態で初めて対局したんです。その時に晶司と悠野の関係性ができあがった気がします。ふたりともすごいムキになって。(松田)