来日直前! リック・ニールセンが語る40年前の初来日時の熱狂――「飛行機に乗って着いてみたら羽田空港でファンが数千人も出迎えてくれてるんだ」

来日直前! リック・ニールセンが語る40年前の初来日時の熱狂――「飛行機に乗って着いてみたら羽田空港でファンが数千人も出迎えてくれてるんだ」 - 『rockin'on』2018年10月号より『rockin'on』2018年10月号より

一度はリック・ニールセンの体調不良により延期となった、チープ・トリックによる『チープ・トリックat武道館』発売40周年記念ライブが10月11日(木)、Zepp Tokyoにていよいよ開催される。

『ロッキング・オン』10月号では、開催が迫る同公演を前に、40年前の武道館公演などについて訊いた、リック・ニールセンへのインタビュー記事を掲載している。

40年前、当時はまだクイーンキッスの前座を務めていたというチープ・トリックだが、「77年からとにかくファン・レターを山のように日本から貰ってた」と語るリック。

その後、人気を聞きつけたバンドは来日するのだが、そんな初来日時のことについても以下のように答えている。

(中略)日本で俺たちがすごい人気になってるって聞きつけてきたんだね。実際、シングルもヒットしてて、ほかのどんな国でもそんなことはなかったのに、確か“今夜は帰さない”が日本では1位になったんだ。

(中略)それで日本に行かないか、という話になって、飛行機に乗って着いてみたらいきなり羽田空港でファンが数千人も出迎えてくれてるんだよ。まだ成田空港なんて出来る前の話だよ(笑)。


当初は日本限定でリリースされた『チープ・トリックat武道館』が海外でリリースされることになった経緯についても、当時のバンドの状況も含めて、以下のように答えてくれた。

(中略)出た当初、俺たちは次回作(4th『ドリーム・ポリス』)を仕上げたばっかりだったんだよ。だから、その新作がしばらく見送られることになったわけで、もしそっちを優先してたら、アメリカで『at武道館』が出ることはなかったはずだよ。それは俺たちが出したくなかったからじゃなくて、結局はエピック・ソニーの作品だったからね。

でも、すごくいいレコードだと思えたところは、これをきっかけにアメリカでもいろんな人たちに俺たちのことを思い出してもらえたからなんだ。


また、2016年に開催されたクラシック・ロック・アウォーズの授賞式で来日した時のことについて訊かれたリックは、同じく授賞式に出演していたジェフ・ベックとのエピソードについても語っている。

(中略)実はあの時俺、ジェフ・ベックにギターを貸したんだよね。もともと68年にジェフにとって2本目となったレスポールを売ったのは俺だし.。

それであのクラシック・ロック・アウォーズのライブ会場に行ったら、ジェフに、『リックさー、俺、ギター一本しか持って来てなくってさ。ぶっ壊れるとマジやばいんだけど』って相談されたんだよ(リックはヤードバーズ時代からジェフと親交がある)。

それで俺のギター・テクニシャンにホテルまで予備のギターを取りに行かせたんだよ。

(中略)でも、ジェフ・ベックにギターの弾き方を教えたことはないんだよ(笑)。それは必要なかったし(笑)。


インタビューではこの他、10月の来日公演で演奏する楽曲について、また全キャリアの楽曲からリックが選んだ3曲などについても語られている。

来たる来日公演を前に、ぜひ『ロッキング・オン』10月号をチェックしてほしい。



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