先日開催された第76回ゴールデングローブ賞授賞式で映画ドラマ部門の作品賞と主演男優賞に輝いた『ボヘミアン・ラプソディ』だが、ここ33年間で同賞作品賞に輝いた映画の中で、最もネットレビューの評価が低い作品であることが明らかとなった。
「NME」によるとレビューサイト「Rotten Tomatoes」における『ボヘミアン・ラプソディ』のスコアは62パーセントで、1986年の『愛と哀しみの果て』以来、ゴールデングローブ賞の作品賞を受賞した作品の中で最も評価が低かったという。
ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープ主演の『愛と哀しみの果て』のスコアは、60パーセントとなっている。
なお、1944年にゴールデングローブ賞が設立して以来の各部門で作品賞を受賞した149作品のうち、『ボヘミアン・ラプソディ』は「Rotten Tomatoes」のレビューで128位にランクイン。
最下位は1953年に公開された聖書物語となる『聖衣』で、リチャード・バートンが主演した同作のレビューは33パーセントに留まっている。
なお、現地時間1月6日に開催されたゴールデングローブ賞の授賞式のあとにはブライアン・メイが、『ボヘミアン・ラプソディ』が受けた批評家からのネガティブな評価に対し反論。
「批評家が犯した間違いは、映画を評価するのではなく予告編をレビューしたことだった。彼らは結論に飛びつき、一度評価を出したらそれを撤回し難かったのだろう」とコメントしていた。