THE YELLOW MONKEYが、4月17日(水)にリリースする19年ぶりのオリジナルアルバム『9999』の収録曲であり、テレビ朝日系列木曜ミステリー『刑事ゼロ』の主題歌にもなっている新曲“I don’t know”のミュージックビデオを公開した。
今作のビデオは、シンプルなセットの中にライトやスモークを効果的に使って「白」と「黒」の世界を作り、演奏に使用するマイクや楽器に取り付けられた小型カメラで撮影された近距離のショットに加え、吉井和哉(Vo&G)がテーブルやソファーなどのセットを壊したりしたかと思えば、メンバー全員でトランプを楽しむシーンも収められている。
今回初めてTHE YELLOW MONKEYのMVの監督を務めたArtem Skiyは、この楽曲から感じる「不安定さ」、「喪失感」を、映像を通して伝えたかったという。様々な照明を使い、光のコントラストで明暗を表現し、物を燃やしたり壊したりするシーンも出てくるが、とても野心的な映像になっているとのこと。
【監督:Artem Skiy コメント】
THE YELLOW MONKEYの新曲を初めて聞かせてもらった時から、今回映像を作らせてもらうことに対してとても興奮しました。この曲はとてもキャッチーで印象に残る強いメロディーだと感じ、曲を聴いてからは、1日中この曲を口ずさむようになりました。
打合せでお話しした際に、とても力強い歌詞という印象がありましたが、それに囚われず自由にアイデアを出して欲しいと仰っていただきました。
監督としては、アーティストから自由にやってくれと言われるのはとてもプレッシャーでありましたが、何回もミーティングを重ねて、ベストなアイデアでこの楽曲にあうものに絞っていきました。
この楽曲は不安定さと喪失感を歌った曲だと解釈しました。そして、そんな気持ちをこの映像を通して伝えようとしました。ビジュアル・エフェクトから沢山の違う照明の設定だったり、燃やしたり壊したりととても野心的な映像になっています。オシャレでカッコよく、また彼らが長年仲の良い友人であるという姿をそのままに表現することが重要だと考えました。このイメージを頭において今回のストーリーを構成しました。「喪失感」を表現する為に、大きなスペースの中で、彼らをまるで小さなキャラクターのように見せる事にしました。またこの広いスペースは記憶や今まで起きた事柄も表していて、時に突然暗くなったり汚れたりします。
また、THE YELLOW MONKEYが成功したロックスターであるという姿を、照明の光で表現しました。クラシックなロックスターのような衣装をまとい照明が当てられていますが、その輝く光は突然消え、メンバーを暗闇へと連れ込むのです。それぞれのメンバーが1人で立っています。とても広くて暗いスペースの中、どこにいるのか、他に誰かいるのかさえ分かりません。楽しげなシーンから、孤独で苦悩している、葛藤のシーンへと移り変わっていきます。この状態は一気にエスカレートし、まるで全てを投げ出したかのように、ものが破壊され、燃やされ、そして彼自身も周囲を破壊し始めます。この破壊行動は、彼が新しく生まれ変わる為に必要なプロセスだという事を表現しました。
撮影当日は、かなりタイトなスケジュールだったのですが、彼らはとても優しくて接しやすく、且つ、プロフェッショナルでした。パフォーマンスもすばらしく撮影もスムーズにいきました。現場にいた全スタッフが最高の仕事をしてくれた結果として、大変誇れる作品が作れたと思います。
あわせて、各音楽配信サービスでは“I don’t know”のデジタル配信もスタート。iTunesではプレオーダー期間限定盤として、2019年4月16日(火)までに予約注文をすると、CD収録と同じ13曲、収録曲のbacking track 13曲に加え、ダウンロードアルバムのボーナストラックである“毛皮のコートのブルース”を含めた全27曲が収録されたアルバムを購入することが出来る。
●リリース情報
『9999』
2019年4月17日(水)発売
・初回生産限定盤(CD+DVD)WPZL-31619/20 ¥4,500 (税別)
・通常盤(CD)WPCL-13119 ¥3,000 (税別)
初回生産限定盤(CD+DVD)
WPZL-31619/20
<CD>
M1. この恋のかけら
M2. 天道虫
M3. Love Homme
M4. Stars (9999 Version)
M5. Breaking The Hide
M6. ロザーナ
M7. Changes Far Away
M8. 砂の塔
M9. Balloon Balloon
M10. Horizon
M11. Titta Titta
M12. ALRIGHT
M13. I don't know
<DVD>
①再集結以降に行われたライブから「SELECTION of THE YELLOW MONKEY」と題した選りすぐりのライブ映像10曲を収録。
・楽園(2016.05.11 国立代々木競技場 第一体育館)
・熱帯夜 (2016.08.28 福島・あづま総合体育館)
・ROCK STAR (2016.09.01熊本B.9 V1)
・パンチドランカー (2016.12.18 倉敷市民会館)
・聖なる海とサンシャイン (2016.12.28 日本武道館)
・O.K. (2017.11.05 三重県文化センター(大ホール))
・ALRIGHT (2017.12.10 東京ドーム)
・追憶のマーメイド (2017.12.28 福岡ヤフオク!ドーム)
・天道虫 (2018.12.28 日本武道館)
・Subjective Late Show (2015.08.某日 都内スタジオ)
②YouTube番組「STORY of THE YELLOW MONKEY」の未公開レア映像を含む、アルバム制作期間中のドキュメンタリー映像
通常盤(CD)
WPCL-13119
<CD>
M1. この恋のかけら
M2. 天道虫
M3. Love Homme
M4. Stars (9999 Version)
M5. Breaking The Hide
M6. ロザーナ
M7. Changes Far Away
M8. 砂の塔
M9. Balloon Balloon
M10. Horizon
M11. Titta Titta
M12. ALRIGHT
M13. I don't know
ダウンロード・アルバム
M1. この恋のかけら
M2. 天道虫
M3. Love Homme
M4. Stars (9999 Version)
M5. Breaking The Hide
M6. ロザーナ
M7. Changes Far Away
M8. 砂の塔
M9. Balloon Balloon
M10. Horizon
M11. Titta Titta
M12. ALRIGHT
M13. I don't know
M14. 毛皮のコートのブルース ※ボーナストラック
iTunesプレオーダー期間限定盤 【2019年1月25日〜4月16日まで販売】
CD収録と同じ13曲、収録曲のbacking track 13曲に加え、ダウンロード・アルバムのボーナストラックである『毛皮のコートのブルース』全27曲を収録。
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