昨年11月に東京と大阪を回るジャパン・ツアーを行ったフランツ・フェルディナンド。
『ロッキング・オン』2月号では、同ツアーの11月27日、東京国際フォーラム公演時に行ったインタビューを掲載している。
バンドよりアレックス・カプラノス、ボブ・ハーディ、ジュリアン・コリーの3人を迎えて行われたインタビューでは、2018年のバンドの状況はもちろん、3人が選ぶ2018年のベスト・アルバムについても語っている。
昨年2月にリリースされた新作『オールウェイズ・アセンディング』を引っさげたツアーを約1年間行っていたバンドだが、同ツアーで特に思い出深かったライブや都市について訊くと、それぞれ以下のように答えた。
アレックス:今回の東京でのライブは本当によかったよ。すごく綺麗な会場(東京国際フォーラム)で椅子があったから、序盤は反応が控えめな感じだったけどね。でもゆっくり盛り上がってきて、みんな立ち上がって前の方に来てくれて、ダンスして音楽に乗ってくれて、すごく気持ちのいいライブになったね。
ジュリアン:メキシコシティの空港で100人くらいのファンが出迎えてくれたのを覚えてるんだけど、あれはすごかった。これってビートルズの10分の1の感じ?って思った(笑)。
ボブ:新生バンドとしてのツアーってさっき話したけど、実際ジュリアンとディーノ(G)が初めて経験することに「なんかすごいことになってるぞ」って興奮して目をこんな丸くしてる場面も多くて、それが本当に楽しかったんだよね。
また、昨年1月の来日時に出演したテレビ朝日系『ミュージックステーション』の感想も、以下のように答えてくれた。
アレックス:忘れられない経験だよ。日本の番組の制作の裏側を見れるなんて、すごく楽しい経験だった。
アーティストのパフォーマンスの間には本当に数秒しか間がなくて、あのシーン替えの速さには驚いたね。スタッフがたくさんいて、ダンスの振り付けみたいにきっちり動いていくんだ。
ボブ:たぶん僕のツアーの思い出としては一番気に入ってる経験のひとつだよ。他の出演者たちと一緒で、みんないい人だったしね。
そして、気になる3人が選んだ2018年のベスト・アルバムについても、思い思いに好きな作品を挙げてもらっている。
ジュリアン:じゃあ僕からいかせて。1位は、クルアンビンっていうバンド。インストゥルメンタル・ファンクというか、タイ・ファンクというか、アルバムは『コン・トド・エル・ムンド』というタイトルでものすごくいいよ。
いい感じにローファイでギターのメロディがボーカルのメロディみたいで演奏もいい。本当に素晴らしいんだ。
アレックス:僕はスーパーオーガニズムの『スーパーオーガニズム』だな。大好きなバンドなんだ。オロノは僕のお気に入りのロック・スターだね。見てて本当に楽しい。サウンドがすごく新鮮だし、メロディーもよくて、いい気分にさせてくれるんだ。
ボブ:僕の1位はオートっていうカナダのバンドで彼らの『ルーム・インサイド・ザ・ワールド』というアルバムがすごく好きなんだ。若干トーキング・ヘッズ感もあって、大ファンなんだよね。
インタビューではこの他にも、バンドとして再びフレッシュな状態で活動していること、また、ブレグジットによる影響など、2018年のフランツ・フェルディナンドを総括した内容となっている。
バンドの2018年を振り返った充実のインタビュー、その全容はぜひ『ロッキング・オン』2月号をチェックしてほしい。
フランツ・フェルディナンドのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。
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