あいみょんの音楽の原点はアコースティックギターの弾き語りにある。ほんの数年前まで、大阪の梅田で、そして東京の渋谷で、路上でひとりで弾き語っていたあいみょん。その路上から武道館へは、しっかりと道が続いていたということを、今夜1万4000人のファンの前で証明してくれたのだった。
たったひとりの人間が生み出す歌と音が、これだけ多くの人を感動させられること。それを目の当たりにして、改めてあいみょんの歌の強さと美しさ、そして気高さを感じたし、その「原点」を表現した新曲を披露してくれたりもして、あいみょんの音楽へのひたむきな思いにも触れられた夜だった。すべての楽曲を演奏し終わったあいみょんは、こらえきれずに涙を流した。
詳細なライブレポートは後日またこちらにアップする予定です。さらに、2月28日（木）発売の『ROCKIN’ON JAPAN』にもロングレポートを書かせてもらうので、ライブに足を運べなかった人も、あわせてぜひ楽しみにしていてください。（杉浦美恵）
