令和の音楽シーンに、ずっと真夜中でいいのに。がいる、ということが大きな希望に思えてならない、そう思った。
まあいろいろ問題が山積みなのはたぶんみんな一緒で。
でもたとえば、ずっと真夜中でいいのに。が音楽で生み出すような切実なフィクションをみんなで共有しながらこねくり回して遊ぶことで、それぞれが明日に繋がる何かを見つけていくと、いつのまにか現実も姿を変えていく。
意外に人類ってそういう風に進歩してきたとこあるし、それが恐いくらいぐんぐん加速している気がする。
途中、ACAねはMCで「今、歌いながらずっと夢見てるような感じだった」と言っていたが、全く同じように感じながら僕はライブを観ていた。
それぐらい濃厚で虚構なのに現実を超えた現実感のあるパフォーマンスだった。
新たなリリースとライブも発表され、いよいよ新しい音楽の時代の始まりだ。(古河晋)