クラフトワークのラルフが明かしたテクノロジーとの運命の出会い―― 「このとき買ったミニムーグが僕を世界に連れていってくれた」

クラフトワークのラルフが明かしたテクノロジーとの運命の出会い―― 「このとき買ったミニムーグが僕を世界に連れていってくれた」 - 『rockin'on』2019年7号より『rockin'on』2019年7号より

4月に『3‐D ザ・カタログ』を引っさげ、来日公演を行ったクラフトワーク

『ロッキング・オン』7月号では、来日時にオリジナル・メンバーのラルフ・ヒュッターに行った対面インタビューの模様を掲載している。

デビュー当時と2019年の現在ではあらゆる面において技術が進歩し、今ではずいぶんとツアーがしやすい環境になったのではないかと訊かれたラルフは、以下のように答えた。

それは本当にね。大昔のことでみんな忘れてしまってるかもしれないけど、60年代後半はライブを中心に活動していたんだよね。

ただ70年代にアナログ・シンセサイザーを導入してからは、チューニングがとにかく大変で。気温やちょっとした環境の変化ですぐに音程が狂ってしまうし、ライブとなると、さらに大変でね。そのせいで70年代半ばの『アウトバーン』のときに中期のツアーに出てから、6年間はツアーができない状態で、81年にようやく初めての来日を果たしたんだ。


また、クラフトワークがシンセサイザーのサウンドに特化したアプローチを行うようになったきっかけについて、60年代後半から70年代にかけて、ラルフがまだ学生だった時代のエピソードを語ってくれた。

(中略)フローリアンが最初にアカイのシンセサイザーを手に入れて……僕も同時期に1代目となるミニムーグを購入して……それも71年とか、72年だったかな。今でもそのときの領収書が手元に残っているけど、当時のフォルクスワーゲンとほぼ同じ値段なんだ(笑)。まだ2人とも学生の身分で、僕は建築を勉強していて、それなのにそんな高額の買い物をしてしまったという(笑)。ただ、最終的にはフォルクスワーゲンよりもずっとお買い得だったね。このとき買ったミニムーグが、僕を世界に連れていってくれたんだから。


インタビューではその他、初期作品の制作秘話や、当時「お互いにインスピレーションを与え合う関係だった」というデヴィッド・ボウイとの話まで語ってくれている。

滅多に取材に応じないというラルフへの貴重なインタビュー、その全容は『ロッキング・オン』7月号にて確認してほしい。



クラフトワークのラルフ・ヒュッターへのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

クラフトワークのラルフが明かしたテクノロジーとの運命の出会い―― 「このとき買ったミニムーグが僕を世界に連れていってくれた」 - 『rockin'on』2019年7号『rockin'on』2019年7号
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