6月27日(木)にニュー・アルバム『ANIMA』をリリースするトム・ヨークが、新作について語っていることがわかった。
Apple Musicのラジオ局「Beats 1」の番組に出演したトムのインタビューを報じた「SPIN」によると、トムは『ANIMA』の元となる素材を何年も前に完成させていたため、長年のコラボレーターでプロデュサーでもあるナイジェル・ゴドリッチとトムは、曲作りに頭を悩ませることなく素早くアルバムを収録できたと明かしていたという。
僕たちはアルバムの曲のほとんどを、ライブショーをやるようにセットアップして、ブチ壊した。すごく楽しかったよ。素早くて簡単だったし、長い間にわたってアルバムを温めてたから方向性はわかってたし。『たくさん曲を書きたくないな。ただノイズを作りたい』って思わずに済んだのが良かったし、古きミュージック・コンクレート(自然音や人工音を採取して加工&構成して仕上げたサウンド)とアンチ・ミュージックにドップリと浸かれて最高だった。
同インタビューでトムはイギリスの保守政党を手厳しく非難し、イギリスのEU離脱を支持するボリス・ジョンソン前外相については、「バカげたヘアスタイルをした小柄な男が旗を振ってやがる」とコメント。対して、アメリカで最年少の女性下院議員となったアレクサンドリア・オカシオ=コルテスをはじめとする左翼の政治家を称賛していたとのことだ。
ソロデビュー作『The Eraser』と前作『Tomorrow's Modern Boxes』に続く『ANIMA』は、6月27日(木)午前8時1分にダウンロード/ストリーミングで配信スタートし、国内盤CDは世界に先駆け7月17日(水)にリリース。
アルバム解禁に合わせて、フィルム1巻き分の12分に満たない短編映画=「ワンリーラー(one-reeler)」が公開されることも決定し、アルバムと同名のワンリーラーは、日本時間6月27日16時にNetflixで限定公開される。