アルバム『ヨシュア・トゥリー』を完全再現する「ヨシュア・トゥリー・ツアー2019」で、今年12月に13年ぶりとなる来日公演を開催することが決定しているU2だが、このたび現存する中で最も古いバンドのライブ音源が発見されたことが明らかとなった。
「Rolling Stone」によると、この音源は1979年8月11日にアイルランドはダブリンのDandelion Marketで行われたライブの模様を収めたもので、U2の前座を務めたバンド、The StougersのギタリストであるPete McCluskeという人物によって録音されたという。
当時U2は母国アイルランド以外の国でライブを行ったことがなく、音源もリリースされていなかったそうだ。なお、これまでバンドにとって最も古いものとされていたのは、1979年10月22日にコーク・オペラ・ハウスで録音されたライブ音源だったとのこと。
今回見つかったU2のライブ音源は、何十年にもわたりMcCluskeのコレクションに埋もれて忘れ去れていたそうだが、U2のファンサイト「@U2」の助けを得て発見されたとのことだ。
テープには“Out of Control”、“Stories For Boys” 、“Shadows And Tall Trees”といった、1980年にリリースされるデビュー・アルバム『ボーイ』に収録された楽曲のほか、後にバンドがリリースに値しないと述べていた“Cartoon World”と“Street Mission”というタイトルの曲もセットリストに入っているという。
また、これまで公開されたことがなかった“In Your Hand”、“Concentration Cramp”という楽曲もテープに収められているとのこと。なお、この2曲については、YouTubeに音源がアップされている。
“In Your Hand”
https://youtu.be/4c_566aSb_I
“Concentration Cramp”
https://youtu.be/JB4vEO2zZTg
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