6月27日にニュー・アルバム『アニマ』をリリースしたトム・ヨークが、ミューズやサム・スミスについて言及しつつ、ライブを観に行ったビリー・アイリッシュについては賞賛していたことがわかった。
「The Times」によるトムのインタビューを報じた「SPIN」によると、 Spotifyを嫌うトムはインタビュアーから「音楽配信サービスで何か音楽を発見しましたか?」と聞かれると、「いいや。もし君が音楽配信サービスが好きなら、それを好きなんだろう。そんで音楽配信サービスではミューズがかかるからな」と答えていたという。
過去にも、トムはミューズを快く思っていないと明かしていたことがあり、2001年の「Consequence of Sound」のインタビューでは次のように語っていたようだ。
ミューズとは一線を引いてる。だって奴らは公然と俺たちをけなすだけじゃなく、明け透けにメチャクチャ言ってるから。それって、「よくもそんなことが言えるよな?」って感じだけど。
また、サム・スミスに関しては、トムが娘と一緒にビリー・アイリッシュのコンサートに足を運んだ際、彼が会場にいることが気に入らなかったようだ。
トムはインタビュアーに「俺たちが座ってたら……、彼の名前は何だっけ? レディオヘッドがやらなかったボンド映画の主題歌をやった奴?」と尋ね、サム・スミスの名前を教えられると以下のように答えたそうだ。
そいつだ。奴が俺たちの後ろに立っててさ、俺は娘とその友達と俺の恋人と座ってたんだけど、突然みんなが「サーーーーム!」で呼びだして、俺は「まったく何だよ!」ってなったんだ。
だが、ビリー・アイリッシュについては「彼女は自分のことをやってて、何をすべきか誰にも指図されてないよね」と絶賛していたという。
なお、トムは7月26日(金)~28日(日)に新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催される「FUJI ROCK FESTIVAL '19」への出演も決定している。
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